基本情報

所属
関西学院大学 法学部 准教授
(兼任)言語コミュニケーション文化研究科 准教授
学位
学士(学術)(広島修道大学)
修士(学術)(広島市立大学)
言語学修士(研究・優位)(英国国立エセックス大学)
応用言語学博士(英国国立エセックス大学)
Master of Research in Linguistics with Distinction(University of Essex)
PhD in Linguistics(University of Essex)

研究者番号
90733999
J-GLOBAL ID
201801020647014410
researchmap会員ID
B000336947

第二言語(L2)として英語を使用する人のアイデンティティ構築や、彼らの語用論的言語使用とアイデンティティの関連性について研究しています。語用論とは、会話の文脈や状況によってどのようにことばが使われ解釈されるのか、どのような発話をすれば適切で効果的なのかといったことを考察する分野です。語用論的言語運用には、話し手の言語文化背景、価値観や倫理観、コミュニケーションの中で流動的に変化するアイデンティティが大きく関係しています。このことは、特に国際語としての英語(ELF)に顕著に現れます。現在、L2として英語を使用する人々の数は世界人口のおよそ三分の一と推計されています。つまり私たちが英語を話すとしたら、英語母語話者とよりも、様々な言語文化背景を持つ人々と話す可能性のほうが高いのです。このように考えると、英米中心の規範にもとづくコミュニケーションへの順応が必ずしも適切とは限りません。今日の英語コミュニケーションにおいては、ELFがどのように使われているかを知ること、異なる価値観や文化を理解しそれに適応する国際感覚を身に付けること、そして「英語話者」として肯定的なアイデンティティを構築することが重要です。学生のみなさんが国際的な場面で活躍する可能性を切り開いていくそのきっかけの一つとして、大学での英語教育に取り組んでいます。

経歴

  8

論文

  19

MISC

  3

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  29

Works(作品等)

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2