講演・口頭発表等

汎用炉心解析システムMARBLEの開発状況と今後の展開

日本原子力学会2016年春の年会
  • 横山 賢治

開催年月日
2016年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
仙台
国・地域
日本

国産コードシステムの開発の動向と今後の展望の観点から、原子力機構で開発を進めている汎用炉心解析システムMARBLEの開発状況について報告する。MARBLEは、解析コードを開発するための部品と、解析コードに相当する組立品から構成される解析システムである。高速炉開発のための次世代炉心解析システムとして2002年から開発を開始し、現在の最新版は2015年の第2版(MARBLE2)である。主に高速炉の炉心解析を対象としたシステムであるが、MARBLE2では適用範囲を広げ、軽水炉を対象とする燃焼感度解析システムを取り込んだ。また、加速器駆動核変換システムの解析コードやシビアアクシデント後の再臨界評価システムの開発でも利用されている。今後は、独自の計算ソルバーの開発に重点を移す必要がある。また、高速炉核設計のための統合ツールとしての機能拡張を進める予定である。

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URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5054902