SG33ベンチマークに新しい実験を追加したJENDL-4.0に基づく炉定数調整計算(改訂版)
OECD/NEA WPEC SG-39 Meeting
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2017年5月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- フランス
OECD/NEA/NSC核データ評価国際協力ワーキングパーティ(WPEC)のサブグループ39(SG39)の活動で新たに整備された積分実験データを追加した炉定数調整計算を行うことでどのような結果が得られるかを調査した。炉定数調整計算の基準ケースとして、SG39の前身のSG33で整備された炉定数調整ベンチマーク問題を用いた。新しく追加した実験データは、PSI(Paul Scherrer Institute)が解析評価を行ったHCLWR-PROTEUSのCore7とCore8の無限増倍率、反応率比、ボイド反応度、JSI(Jozef Stefan Institute)が解析評価を行ったSNEAK-7Aと-7Bの実効増倍率である。2016年12月に開催された前回のSG39会合で同様の内容を報告したが、そのときの結果では、HCLWR-PROTEUSの実験データを追加すると、他の核特性に悪影響を与えてしまっていた。その後、HCLWR-PROTEUSの感度係数が修正され、反応率比、ボイド反応度のデータが追加されたことを受けて、再度、炉定数調整計算を実施した。この結果、HCLWR-PROTEUSの実験データの追加による悪影響はなくなり、比較的良好な調整結果が得られることが分かった。