基本情報

所属
北海道科学大学 未来デザイン学部人間社会学科 助教
学位
修士(事業構想学)(2010年3月 宮城大学)
学士(観光学)(2008年3月 札幌国際大学)

J-GLOBAL ID
202301018097747908
researchmap会員ID
R000053910

外部リンク

地方の未来をどうデザインしていくか、事業構想(プロジェクトデザイン)の視点から考える
  
北海道で一番小さな村「音威子府村」での政策推進、住民有志活動によるまちづくり活動試行等の公私での地域活動の実践から、特に地方で活躍する人材、取り組みを展開していく上で全体像を描いていく思考の重要性を感じています。
 
一方で、街にある「地域資源」、特に北海道では地域史を物語るためにも重要である、明治期以降の歴史と関連する地域資源は、冬の厳しい自然環境や保存を支える担い手の不足、さらには資源に対する価値評価の低さにより、気づかれることなく消失していく現状に強い危機感を持っています。
  
人口減少とともに、当り前だと思っていたことが成立しなくなってくる地方において、これから先の未来を考え描いていくためには、

・これまでの「過去」の歩みを振り返り
・「いま」自分たちが何ができるか
・「未来」に繋いでいきたいことはなにか

を考え、試行実践していくことが重要であると考えます。
 
 
有形無形の地域資源、地域に携わる人々の存在価値、地域にある資源や人材を活かしていくためのプロジェクトデザインの思考への試みを、さまざまな地域をフィールドに取り組みを重ねています。特に意識し続けている点は、「互いに助け合い、学びあいながら、前へと進む小さなアクション」です。

 

2015年頃から取り組みを重ねてきた住民有志活動や地域でのプロジェクトは、近年特に注目されているCBL(コミュニティ・ベースド・ラーニング:Community Based Learning)の地域実践そのものです。音威子府村では、地域の若者たちや北海道おといねっぷ美術工芸高校生、プロジェクトで関わりが始まった東京大学などの地域外の学生を巻き込みながら、〔学生側からの一方的な課題解決提案〕から〔住民とともに協働し解決に向けた小さなアクション〕を繰り返しています。

地域住民としてのCBL実践、大学教員としてのCBL実践、両方の立場と実践実務経験を持ち得ていることを強みととらえ、研究と実践を継続しています。
 


◆地域活動を通じた実績、興味関心のある分野、事項
…地方に暮らす若者のまちづくり人材育成、コロナ禍を逆手にとった都市圏学生と地方とのリモートまちづくり実践、地方現場で直面している「人材不足」に対する都市へのアプローチ、タクティカルアーバニズム、地方のまちづくりにおけるリーダー群論、地方における産業遺産等の持続的な保存活用、地域広報プロモーション、地域資源としての鉄道資源の利活用 など


共同研究・競争的資金等の研究課題

  7

Works(作品等)

  6

学術貢献活動

  16

社会貢献活動

  8

メディア報道

  38

講演・口頭発表等

  6

論文

  7

書籍等出版物

  3

所属学協会

  5

その他

  13