2001年9月
応力測定によるトンネルライニングの健全度評価に関する実証的研究
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 687
- 号
- 開始ページ
- 65
- 終了ページ
- 76
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.2001.687_65
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
トンネルライニングの健全度評価を行うとき, 特徴的なクラックの発生形態とライニングの応力状態の関係を把握しておくことが重要である. 筆者らはまず模型実験により, トンネル周辺から与える外力の方向とライニング裏側の空洞の有無をパラメータとしたとき, 空洞を有するモデルではより小さな外力でライニングに破壊が生じることと, ライニングの巨視的な破壊形態は与える外力の方向に無関係にほぼ同じであることを明らかにした. この結果を数値解析でも確認した. 次に, 現場でのライニングの応力測定法として, 壁面ひずみ法と孔壁ひずみ法を合わせてライニングの応力状態を実測し, このときの応力状態とライニング壁面で観察されるクラックの関係から, トンネルライニングの健全性の推定が可能なことを明らかにした.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2208/jscej.2001.687_65
- ISSN : 0289-7806
- CiNii Articles ID : 10007554728
- CiNii Books ID : AN10014020