横山 太郎

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研究者氏名
横山 太郎
 
ヨコヤマ タロウ
所属
立教大学
部署
現代心理学部 映像身体学科
職名
教授
学位
博士(学術)(東京大学)
科研費研究者番号
90345075

プロフィール

立教大学現代心理学部映像身体学科教授。専攻は演劇学(特に能楽)、身体文化研究、芸術思想。主な研究テーマは世阿弥時代から現代に至る能楽の身体技法の歴史的変容を解明すること。このほか、哲学・現代演劇・文学理論・人類学などと能との接点を探る学際的研究を行う。観世文庫調査プロジェクトの一員として観世アーカイブ(観世家所蔵資料のデジタルアーカイブ)公開を手がけた。

最近の研究プロジェクト
 鬼からサイボーグへ──憑依とメディアの身体史
 演劇のナラトロジー──日本語の「語り」の視点から
 能楽の伝承過程のエスノグラフィー的研究
 観世文庫所蔵能楽関連文献資料調査──解題目録及びデジタルアーカイブの完成
 国際能楽事典

経歴

 
2019年4月
 - 
現在
立教大学 現代心理学部映像身体学科 教授
 
2018年4月
 - 
現在
学習院大学大学院 人文科学研究科 兼任講師
 
2018年4月
 - 
現在
学習院女子大学 国際文化交流学部 兼任講師
 
2017年4月
 - 
現在
法政大学 能楽研究所 兼任所員
 
2018年4月
 - 
2019年3月
跡見学園女子大学 文学部 教授
 

学歴

 
1999年4月
 - 
2002年3月
東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻(表象文化論コース) 博士課程単位取得満期退学
 
1997年4月
 - 
1999年3月
東京大学大学院 総合文化研究科 超域文化科学専攻(表象文化論コース) 修士課程
 
1991年4月
 - 
1996年3月
東京大学 教養学部 教養第一学科比較日本文化論分科卒業
 

委員歴

 
2018年5月
 - 
現在
文化庁  文化庁芸術祭審査委員(演劇部門)
 
2016年5月
 - 
現在
能楽学会  常任委員
 
2015年4月
 - 
現在
横浜市  横浜市久良岐能舞台指定管理者選定評価委員会 委員長
 
2014年3月
 - 
現在
横浜市  横浜能楽堂指定管理者選定評価委員会委員長
 
2013年8月
 - 
現在
一般財団法人観世文庫  評議員
 

論文

 
近代能楽のわざと表現(六)最終回
横山 太郎
『観世』   85(3) 40-45   2018年3月   [招待有り]
近代の家元制度や能楽言説において、上演の場での運動の創発へ開かれた身体表現のあり方は抑制されていった。さらにこの傾向を決定的にした要因として、型の記譜である型付の問題を論じた。観世元滋のような新世代の家元は、写真付きで技法を記述した機関誌や型付を流通させた。これは、容易にわざの変化を許容することのない20世紀能楽の身体を準備した。
近代能楽のわざと表現(五)
横山 太郎
『観世』   85(1) 50-55   2018年1月   [招待有り]
近代の名人達には、型を守れという発言と逸脱的な実演との「言行不一致」が見られる。その意味は何か?本稿では、よく知られた型である能『葵上』の蛍の幻影を見る動きの上演例の分析を通じて、「言行不一致」がわざの逸脱的変化を適切に発現させるための抑圧の装置として機能したと論じた。
近代能楽のわざと表現(四)
横山 太郎
『観世』   84(11) 40-45   2017年11月   [招待有り]
近代以前の能では、パトロンとの関係において臨機応変性(上演の場におけるわざの変化や正格からの逸脱)が重視されていたことを世阿弥時代や幕末の事例の検討を通じて示した。こうした臨機応変性を適切な範囲で取り入れることは、世阿弥時代から近代に至るまで能にとって本質的な課題であった。
近代能楽のわざと表現(三)
横山 太郎
『観世』   84(9) 40-45   2017年9月   [招待有り]
明治の三名人と大正期の新世代の中間にあたる、明治初期生まれの世代の代表者として喜多六平太の身体表現を論じた。残された芸談や証言の分析を通じ、表意的な型の場面において新たな型が創発するような近代以前の能の表現が、六平太(あるいは彼の世代)の芸のうちに残っていたことを示した。
近代能楽のわざと表現(二)
横山 太郎
『観世』   84(7) 39-44   2017年7月   [招待有り]
明治とは異なり、大正期以降の能においては、新世代の家元が「能楽らしい身体表現」の理念を忠実に実現しようとした。観世元滋、喜多実の例を通じてそのプロセスを検討し、彼らは地味で動きの少ない型の表現法を理論化し、それが流儀の機関誌などで流通したことを明らかにした。
近代能楽のわざと表現(一)
横山 太郎
『観世』   84(5) 40-46   2017年5月   [招待有り]
明治以降の芸談、新聞・雑誌記事等の資料の分析を通じ、近代において能のシテの「型」(身体的な技術や表現)がどのような変容を遂げたのかを探求する論考。明治を代表する三名人が芸談では派手な演技を否定しながらも、自分自身はそうした演技を繰り広げていたことを明らかにしたうえで、こうした「言行不一致」のなかに、近代能楽のわざと表現をめぐる大きな謎が潜んでいることを指摘した。
横山 太郎
『早稲田文学』   (2017年春号) 71-77   2017年5月   [招待有り]
実在しないはずの物語中の虚構の世界が目前に立ち現れる体験を観客がするとき、演劇的フィクションが成立している。本稿は、哲学及び文学理論におけるフィクション概念の検討をふまえたうえで、日本語演劇において狂言綺語(不真面目な言語使用)を経由した体験報告の「語り」が演劇的フィクションを成立させるうえで重要な役割を果たしていることを論じた。さらに、その典型的な例として能『弱法師』を分析した。
横山 太郎
宮本圭造編『近代日本と能楽』野上記念法政大学能楽研究所   119-131   2017年3月   [招待有り]
大正時代に能楽は「民衆化」の波にさらされた。本稿は、能楽雑誌を中心とする当時の言説を分析し、それが近代能楽にとって両義的な意味を持ったことを論じた。民衆化状況は能楽に経済的繁栄をもたらす一方で、女流能や劇場能など、従来の能楽が変容する「危機」をもたらした。本稿では、こうした危機に対する反動的言説を通じて、能らしさを自己定義するという近代能楽の基本的なあり方が完成したという見方を提示した。
横山 太郎
『viewpoint』   (77) 1-5   2016年12月   [招待有り]
本稿は、死者との出会いをリアルに感じさせる演劇的手段としての「語り」の仕組みを、能から現代演劇まで共通して用いられる日本語の話法(引用構文)に着目して分析した。特に「語り」の現代的利用の代表例として岡田利規『三月の5日間』を取り上げ、そこに見られる引用フレームの宙吊りによる過去時間の現出という手法が、亡霊成仏の夢幻能と共通するものであることを明らかにした。
横山 太郎
『能楽研究』   (37) 161-174   2016年3月   [招待有り]
いかに次世代へ自らのわざを継承するかは、世阿弥以来、能楽にとっての最重要課題であった。しかし、実際に能楽師から能楽師へとわざがどのようにして伝えられているのかについてのフィールドワーク研究は、従来の能楽研究ににおいて未発達だった。本稿では、人類学等の成果を参照しつつ、フィールドワークと従来の文献資料に基づいた演出史研究とを接合した新たな能楽の技法研究の方法論について考察した。
横山 太郎
山中玲子編『能楽の現在と未来』野上記念法政大学能楽研究所   115-135   2015年11月   [招待有り]
能楽の改革が議論される際には、「何を変えたら能でなくなるのか」が常に問われた。それは「能とは何か」という根源的な問いに帰着する。本稿では、こうした問いを歴史的な観点から相対化することを試みた。能の本質を普遍的なものとして論じる(どこまでが能なのか)のではなく、長い歴史の時々において能の本質がどう語られたのか(どこまでが能だったのか)を分析し、能楽の自己認識の変化と能楽の芸態の変化が相関しながら展開してきたことを明らかにした。
横山 太郎
松岡心平編『観世元章の世界』檜書店   301-317   2014年7月   [招待有り]
観世文庫が所蔵する能の型付(振付ノート)『秘事之舞』は、江戸中期を代表する観世大夫である観世元章が作り上げた特殊な舞の実態を伝える貴重な資料だ。本稿では、本書で舞を記述するために用いられた精度の高い記譜法を、一般的な記譜法と比較分析した。それを通じ、元章が能の舞をどのように理解していたのか、翻って一般的な舞の記譜法はどのように舞を理解しているのかを明らかにし、「能の舞」が本質的に粗い記譜を要請するという考察に及んだ。
世阿弥時代の舞の身体──白拍子舞と乱拍子のリズム
横山 太郎
『観世』   81(2) 26-34   2014年2月   [招待有り]
序ノ舞のような呂中干形式の能の舞事(抽象的な器楽舞)が成立する以前の、十四世紀までの大和猿楽本来の舞は、どのようなものであったのか。本稿では、古い大和猿楽の舞の典型の一つであった白拍子の物真似舞のリズムを分析することによって、この問題にアプローチした。結論として、「単純なリズムパターンの反復下で即興的に足踏みを展開し、その後に詠唱と所作を交互させる」という、翁舞や乱拍子といった舞にも共通する形式が、古い大和猿楽の舞の特徴であると推定した。
能楽研究は近代能楽に何をもたらしたか
横山太郎
能と狂言   (10) 81-92   2012年4月   [招待有り]
能楽研究は、能楽存立への危機意識を背景に明治期に開始され、当初から提言的・介入的性格を強く持つものだった。本稿ではまず、こうした能楽についての学問的言説が近代における能楽そのものに対して、どのような影響を与えたのかを分析した。その結果、(1)社会に対して能の価値保証をした、(2)世阿弥時代を参照することによって現行の能の演出と演技へ介入した、(3)外部からの能へのアプローチを呼び込んだ、という主に三つの影響があったことを明らかにした。以上をふまえ、今後の能楽研究が能楽に対していかなる貢献が...
横山太郎
表象   (6) 41-49   2012年3月   [招待有り]
「ペルソノロジー」とは、哲学者坂部恵が、他者にひらかれた人格生成の論理というほどの意味で用いた言葉である 。日本哲学において、ペルソナの語源が仮面であることを梃子にした人格論は、和辻哲郎に端を発している。本稿では、和辻並びに彼をふまえた坂部のペルソナ論を分析し、そこで能面が特権的な参照項とされたことを確認した。そして、そこでの能面理解を批判的に検討し、能面の理解が人格の哲学に寄与するいくつかの新たな論点を提示した。
横山太郎
鈴木健一編『鳥獣虫魚の文学史―日本古典の自然観3虫の巻』三弥井書店   174-194   2012年1月   [招待有り]
本稿は、能〈土蜘蛛〉においてシテが演じる妖怪(=中世的な意味における鬼)の土蜘蛛が、いかなる存在として構想されたのかについて、蜘蛛退治説話の変容という文学史観点と、鬼の舞台演出の変容という演劇史的観点との、二つの観点から論じたものである。軍記物語や能楽古型付等の資料の検討を通じ、典拠を二系統の説話の合流として理解すべきこと、またこれが能における鬼の変容のプロセスの果てに登場した、「鬼の最終形態」であり、その特質が、武器によって対峙しうる物質的存在であることを明らかにした。
横山太郎
表象   (4) 77-93   2010年3月   [招待有り]
能楽観世流二十四世家元観世左近元滋は、都をどりを創始した京舞の三世井上八千代の孫である。本稿では、この二人が互いに深い関わりを持ちながら、「芸能の身体」を近代化したことを明らかにした。能と京舞の身体のありようは、リズムに合わせて揃って動くような近代的(西洋的)身体にしばしば対置されるが、彼らはともに個人的な探求によって生み出した身体性を、「学校」や「メディア」を通じて芸能集団へ全体化し、身体のあり方を統一しようとした。彼らは、伝統芸能の世界にあって、「身体の近代」を構想したのである。
横山太郎
『世阿弥発見100年―吉田東伍と能楽研究の歩み』早稲田大学演劇博物館   52-59   2009年3月   [招待有り]
吉田東伍が世阿弥能楽伝書を発見して100年となることを記念し関連資料を公開する展覧会「世阿弥発見100年―吉田東伍と能楽研究の歩み―展」(早稲田大学演劇博物館、平成21年3月1日~3月25日)の図録に掲載された論文。論文前半は旧稿「世阿弥発見―近代能楽史における吉田東伍『世阿弥十六部集』の意義について」を要約するかたちで明治末における世阿弥受容について述べた。論文後半においてこれまで論じられてこなかった大正期における世阿弥受容について検討し、それが大正教養主義の一翼を担った夏目漱石門下の知...
檜垣蘭拍子──その歴史と可能性
横山太郎
観世   74(9) 28-38   2007年9月   [招待有り]
世阿弥作の能『檜垣』において乱拍子をおこなうという特殊な演出の正統性について考察した。まず、能における演出の正統性とは何かという問題を検討したのち、先行研究と新出資料「享保檜垣型付」の検討をふまえて、この演出に歴史的正統性が備わっていることを明らかにした。さらに、これが世阿弥時代の本来の形態に近かった可能性を示唆した。
世阿弥発見──近代能楽の思想史的研究(博士論文・年記は学位取得時)
横山太郎
   2005年10月   [査読有り]
能勢朝次の世阿弥解釈における「型」と「無心」──西田幾多郎の影響をめぐって
横山太郎
国文学 解釈と教材の研究   50(7) 129-138   2005年7月   [招待有り]
世阿弥伝書の範例的な注釈書となった『世阿弥十六部集評釈』(1940-1944年)は、『能楽源流考』によって知られる能勢朝次の、いま一つの主著である。この『評釈』や、それと密接な関係にある彼の理論的論著は、質量共に近代日本における思想的な世阿弥受容の一つの極点をなすものであり、今日に至る世阿弥伝書の理解やそれに基づく日本文化論のあり方を、暗黙裡に規定してきたと言える。本稿は、こうした能勢による世阿弥解釈の分析を通じて、それが身体表現をめぐる〈近代の超克〉と言うべき思想的関心に根ざすものであっ...
日本的身体論の形成──「京都学派」を中心として
横山太郎
UTCP研究論集   (2) 29-44   2005年3月   [査読有り]
京都学派の哲学者たちは、後の現象学的身体論を先取りするような身体観を提示した。本稿は、こうした京都学派の身体論の生成と展開を西田幾多郎や田辺元のテキストに沿って内在的に読解しながら、その本来の近代認識論批判の立場(日本的「身体論」)が文化本質主義的イデオロギー(「日本的身体」論)へと転じる機制を明らかにした。そのうえで、20世紀後半になって古典芸能の身体性や世阿弥の能楽論を安易に「日本文化」に還元して解釈する「日本的身体」論が横行する言説状況が到来したことを批判した。
世阿弥発見──近代能楽史における吉田東伍『世阿弥十六部集』の意義について
横山太郎
超域文化科学紀要   (9) 19-45   2004年9月   [査読有り]
世阿弥は、明治42年に吉田東伍の校訂を経て出版された『世阿弥十六部集』によって、はじめて世間にその名を知られることになる。本稿はこの世阿弥発見という出来事を、「国文学」・「芸能史」等の近代的な学問制度の確立、坪内逍遙らの「文学」思想、同時代の近代能楽のあゆみといった複数の観点から分析し、近代国民国家体制の確立されつつあった明治末年という時期において、それがいかなる文化史的・思想史的意義を持ったのかを論じた。
能楽堂の誕生
横山太郎
表象文化論研究   (2) 128-143   2003年3月   [査読有り]
建物内にさらに屋根のある能舞台が設置される劇場内劇場という構造の「能楽堂」の嚆矢は、明治14年に建設された芝能楽堂であった。本稿はこの芝能楽堂の設立のプロセスと背景とを探るべく、事業の中心人物であった岩倉具視や久米邦武を中心とした同時代の言説を分析した。これにより、この出来事を介して、かつて幕府の式楽であり明治維新によっていったんは崩壊した「猿楽」が、西洋の「オペラ」に相当する日本固有の歌舞たる「能楽」として自らを再形成し、新たな社会環境に適応しようとしたことを明らかにした。
天女舞の身体技法──カマエ成立以前の能の身体
横山太郎
『ZEAMI:中世の芸術と文化 1』森話社   170-198   2002年1月   [招待有り]
能に独特の不動の身体性は、〈カマエ〉と呼ばれる姿勢構築技法によって実現される。これが成立したのは江戸初期と考えられる。本稿は、〈カマエ〉のなかった世阿弥時代から能の身体がいかにして変容してきたのかを検証した。とりわけ、世阿弥が近江猿楽から導入し、後に大和猿楽の舞の身体性を根本的に規定した「天女舞」を詳細に分析した。それを通じ、(1)「腰を据える」という技法が天女舞に特有のものであった、(2)腰を据えることは、現在のカマエのそれとは異なり、ダイナミックな身体運動を可能にする技法であった、(3...
能における身体技法の制度化(修士論文・年記は学位取得時)
横山太郎
   1999年3月   [査読有り]

Misc

 
横山 太郎
『ASSEMBLY(アセンブリー)』   (3) 43-47   2019年3月   [依頼有り]
『NŌ THEATER』(2018年7月6日、ロームシアター京都)の舞台評。ミュンヘン・カンマーシュピーレが岡田利規に作・演出を委嘱し、2017年2月に上演した作品の来日公演。能楽を参照・利用した現代劇作品だが、その手法は形式的に能であることを徹底したうえでそれを批評するというものだった。その手法を参照された能楽の側から逆照射して分析した。
【研究エッセイ】 『蟻通』の小書「故実」について
横山 太郎
観世会二月定期能公演パンフレット      2019年2月
【資料紹介】 身構えの人体図(観世文庫の文書115)
横山 太郎
観世   85(10)    2018年10月   [依頼有り]
能の身体の内的な力の働き方を裸体図で示した資料。のちに観世座15世大夫元章の養嗣子となる観世章学が若年の頃に所持していたものの写し。当時成立しつつあった近世養生思想の影響を受けているらしく、臍下丹田に力線が集中する図によって、基本姿勢の身体感覚を表現しようとしている。
【批評】『トーキー葵上』
横山 太郎
『舞台芸術』   (21) 107-109   2018年3月   [依頼有り]
20世紀の代表的な舞台映像記録を批評するという趣旨の特集「アーカイヴを「批評」する」のなかの1本。能を最初にトーキー撮影した『トーキー葵上』(1930年、シテ:桜間弓川)の成り立ちを明らかにしたうえで、これが「映像によってパフォーマンスを記録すること」の本質を自覚的に問いかける映像であったことを指摘した。
【研究紹介】研究展望(平成26年)能楽史
横山 太郎
能楽研究   (42) 90-93   2018年3月   [依頼有り]
横山 太郎
REPRE   (31)    2017年11月   [依頼有り]
表象文化論学会第12回大会のパネル「萩原朔太郎の表象空間──その百年」の報告文。
横山 太郎
宝生   (48) 26-28   2017年9月   [依頼有り]
小野智海、横山太郎(聞き手)、小澤京子(聞き手)
REPRE   (30)    2017年7月
【資料紹介】 「板敷山」型付(観世文庫の文書90)
横山 太郎
『観世』   83(9)    2016年9月
表紙裏1頁。観世文庫所蔵能楽関係資料の調査の過程で発見された重要資料を紹介する「観世文庫の文書」のなかの一つ。本資料は、高木半による明治中期の改作『板敷山』の演出メモである。観世宗家がこうした新改作へどう関与したかを示すとともに、酒造家小西家の十一代当主新右衛門業茂、西本願寺二十一世法主大谷光尊といった当時の観世宗家をめぐる人的ネットワークの実態を示す資料であると指摘した。
横山 太郎
REPRE   (26)    2016年2月   [依頼有り]
私が研究代表者を務めたプロジェクト「現代能楽における「型」継承の動態把握──比較演劇的視点から」(2014〜2016年度)の成果公開のために実施したシンポジウムの報告文。
【巻頭言】 能楽セミナー所感──能楽研究にとっての「現代の新しい試み」
横山 太郎
拠点研究活動報告『Journal』(野上記念法政大学能楽研究所共同利用・共同研究拠点「能楽の国際・学際的研究拠点」)   (3) 1-1   2015年3月   [依頼有り]
横山 太郎
REPRE   (23)    2015年2月
表象文化論学会がウェブ上で公開しているニューズレター『REPRE』の23号巻頭言。
【資料紹介】 慶長末期刊無表紙一番綴色替り光悦謡本「三輪」(観世文庫の文書67)
横山 太郎
『観世』   81(10)    2014年10月   [依頼有り]
表紙裏1頁。観世文庫所蔵能楽関係資料の調査の過程で発見された重要資料を紹介する「観世文庫の文書」のなかの一つ。観世流15世大夫元章自身か、あるいは周辺の手による型付が記入された謡本を紹介した。型付の中にこれまで知られているなかで最も早い足取り図(歩行軌跡を舞台上の線で示す図)が認められることを指摘し、これが舞踊史上の貴重資料であると述べた。
横山 太郎
REPRE   (22)    2014年10月   [依頼有り]
横山 太郎
『継ぐこと・伝えること』(京都芸術センター)   267-271   2014年9月   [依頼有り]
【研究エッセイ】 白拍子として舞うこと──檜垣蘭拍子再考
横山 太郎
観世会企画公演「檜垣蘭拍子」パンフレット(一般社団法人観世会)   6-7   2013年10月   [依頼有り]
【資料紹介】 秘事之舞(観世文庫の文書49)
横山 太郎
『観世』   80(4)    2013年4月
表紙裏1頁。観世文庫所蔵能楽関係資料の調査の過程で発見された重要資料を紹介する「観世文庫の文書」のなかの一つ。観世流15世大夫元章は、多くの小書(特殊演出)を生み出したことで知られるが、創案当初の実態は不明だった。本資料が、それらの一部を詳細に記述する資料であり、なおかつその記述方法から能の芸に関する元章の認識を読み取ることができることを述べた。
近藤ようこ(漫画)、横山太郎(監修)
芸術新潮   63(12) 27-33   2012年12月   [依頼有り]
『芸術新潮』が、初心者に対して能楽の基礎知識や鑑賞の手引きとなることを目指して企画した特集「はじめて観る能」の一部。漫画家近藤よう子氏が、初心者のガイドとなるような能楽鑑賞の体験記をコミックエッセイにまとめるにあたり、鑑賞当日のレクチャーとマンガ作品の監修を担当した(作中にもキャラクターとして登場)。
横山 太郎
芸術新潮   63(12) 56-59   2012年12月   [依頼有り]
『芸術新潮』が、初心者に対して能楽の基礎知識や鑑賞の手引きとなることを目指して企画した特集「はじめて観る能」の一部。古代散楽から現代に至る能楽の歴史を、特に社会のなかでの享受のされ方の変化に重点を置いて、一般読者にもわかりやすく解説した。
【資料紹介】 元文五年十一月十二日於二丸御能「関寺小町」演能次第(観世文庫の文書28)
横山 太郎
『観世』   78(7)    2011年7月   [依頼有り]
表紙裏1頁。観世文庫所蔵能楽関係資料の調査の過程で発見された重要資料を紹介する「観世文庫の文書」のなかの一つ。能「関寺小町」を観世流14世清親が200年ぶりに復活させたの事情を明らかにする資料であることを説明した。
横山 太郎
REPRE   (12)    2011年5月   [依頼有り]
【報告】 土屋恵一郎氏講演「能楽プロデューサーからみた能・狂言」
横山 太郎
能と狂言   (9) 145-145   2011年4月
2010年11月の能楽学会東京例会(於東京大学)は、能楽公演団体「橋の会」プロデューサーとして1980年から2003年までの23年間の活動を通じて74回に及ぶ公演を主催した土屋恵一郎明治大学教授に活動を振り返ってもらい、橋の会がもたらしたものを再検証するという趣旨で行われた。この講演とその後の討議の内容を報告した。
【書評】 西平直『世阿弥の稽古哲学』
横山 太郎
『能と狂言』   (9) 139-139   2011年4月   [依頼有り]
【報告】 小林康夫・松岡心平氏講演「世阿弥を世界にひらく」
横山 太郎
能と狂言   (8) 132-132   2010年4月   [依頼有り]
2009年11月の能楽学会東京例会(於東京大学)は、東京大学駒塲博物館で開催された展覧会「観世家のアーカイブ――世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」にあわせ、世阿弥のテキストのポテンシャルについて論じ合うという趣旨で、能楽研究者松岡心平氏と表象文化論・フランス哲学専門の小林康夫氏の対話形式でおこなわれた。この講演とその後の討議の内容を報告した。
横山 太郎
REPRE   (9)    2009年10月   [依頼有り]
2009年7月の表象文化論学会第4回大会における研究発表パネル「共感覚の地平――共感覚は「共有」できるか?」の報告。
【研究エッセイ】 観世家のアーカイブ
横山 太郎
『観世』   76(10) 36-39   2009年10月   [依頼有り]
【資料紹介】 「檜垣」他五番型付(観世文庫の文書5)
横山 太郎
『観世』   76(8)    2009年8月   [依頼有り]
表紙裏1頁。観世文庫所蔵能楽関係資料の調査の過程で発見された重要資料を紹介する「観世文庫の文書」のなかの一つ。能「檜垣」の蘭拍子入り演出に関する記述を含む貴重な型付であることを説明した。
【報告】 能楽学会例会ノート 西村清和氏講演「廃墟の物語――修羅能と「場所の掟」」
横山 太郎
『能と狂言』   (7)    2009年4月   [依頼有り]
2008年11月の能楽学会東京例会(於東京大学)における、西村清和氏の講演とその後の討議の報告。
【座談会】 「〈檜垣〉蘭拍子をめぐって(2)」
観世清和、小林康夫、松岡心平、横山太郎
『観世』   74(11) 24-33   2007年11月   [依頼有り]
【座談会】 「〈檜垣〉蘭拍子をめぐって(1)」
観世清和、小林康夫、松岡心平、横山太郎
『観世』   74(10) 24-33   2007年10月   [依頼有り]
【研究エッセイ】 檜垣と乱拍子
横山 太郎
公演パンフレット『檜垣をめぐって』観世宗家   1-9   2006年10月   [依頼有り]
横山 太郎
REPRE   (1)    2006年9月   [依頼有り]
横山 太郎
『文学増刊 明治文学の雅と俗』岩波書店   96-97   2001年10月   [依頼有り]

書籍等出版物

 
アジアの文化芸術(아시아의 문화예술)
朴鎭泰、金賢旭、横山太郎、他 (担当:共著, 範囲:第3章)
大邱大学出版部   2011年3月   ISBN:9788977945616
大邱大学中央博物館主催国際学術会議「アジア仮面の文化財的価値とその活用」の成果をまとめた論集の第3章「기악가면의 발견(伎楽面の発見)」を担当(訳:金賢旭。64-77頁)。伎楽の歴史を概説し、伎楽面の特徴を紹介した上で、伎楽研究の出発点である和辻哲郎による伎楽紹介の仕方を分析した。和辻はギリシャ東漸説に影響されながら、伎楽面とギリシャ悲劇の仮面とが類似しているという造形上の解釈を、伎楽の起源に関する歴史解釈へと転化させた。こうした方法が、現在に至る伎楽史研究ないしアジアの仮面芸能研究のあり...
『NHK 日本の伝統芸能』(平成19年度放送テキスト)
横山 太郎 (担当:共著, 範囲:「能の身体を探る」(48-51頁)、「能面と作品」(56-57頁))
NHK出版   2007年4月   
松岡心平編『能って、何?』
横山 太郎 (担当:分担執筆, 範囲:「地謡」(229頁)、「足袋」(234頁))
新書館   2000年12月   

Works

 
横山太郎、髙橋悠介(編)   データベース   2009年10月 - 現在
松岡心平(東京大学教授)を研究代表者とする科研費による調査プロジェクト「観世文庫所蔵能楽関係資料のデジタル画像化と解題目録作成に向けた総合的研究」の成果として、観世文庫が所蔵する能楽関係文献資料をインターネット上で検索・閲覧できるデジタル・アーカイブを構築し、ウェブ上で公開した。高橋悠介と共に、このデジタルアーカイブの編集作業をおこなった。なお、このデジタル・アーカイブ公開が評価され、観世文庫は2011年に第5回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション推進賞を受賞した。2014年9月にサイ...

講演・口頭発表等

 
【研究発表】 Repression of Free Acting in Noh: Media that Describe Kata (patterns) in Modern Times [招待有り]
横山 太郎
CREATION, PRESERVATION, AND TRANSFORMATION OF THEATRE TRADITIONS: EAST AND WEST 於テルアビブ大学(イスラエル)   2018年11月20日   テルアビブ大学芸術学部
山中玲子、児玉竜一と共に組んだパネル「Theatre Traditions in Transition 1: East」における発表。能の「型」の歴史的変化を検討し、定型と即興の相克が世阿弥時代から近代まで存在していたことを明らかにした。さらに近代において能の型を記述するメディアが発達したことによって即興の余地が限定されていく事態を指摘し、その意味についてノーテーション論とサイボーグ論の観点から考察した。
【公開講座】「胡蝶・春日龍神」講師 [招待有り]
横山 太郎
観世会荒磯能事前講座 於観世能楽堂   2018年11月8日   
【公開講座】「経政・鵜飼」講師 [招待有り]
横山 太郎
観世会荒磯能事前講座 於観世能楽堂   2018年7月12日   
【研究発表】技術と身体の内と外──木村素衞を再読する
横山 太郎
表象文化論学会第13回大会 於神戸大学   2018年7月8日   表象文化論学会
パネル「批判的京都学派の技術論──その現代的含意と可能性」における発表。木村素衞(1895-1946)が身体的な技術について論じた「一打の鑿」「身体と精神」などの主要テクストに加え、従来の研究ではその存在を知られていなかった新出テクスト「日本人の美的感覚に就て」(1942年)を検討の対象とした。ブリュノ・ラトゥールのアクターネットワーク理論や、行為とわざの(非)主体性をめぐる近年の哲学・人類学等の議論とつき合わせ、木村の技術論の今日的な含意を論じた。
舞台アフタートーク [招待有り]
岡田 利規、横山 太郎
舞台公演『NŌ THEATER』 於ロームシアター京都   2018年7月6日   
【研究発表】能と大衆文化 [招待有り]
横山 太郎
2018年度日本演劇学会全国大会 於神戸松蔭女子学院大学   2018年6月30日   日本演劇学会
ラウンドテーブル「現代演劇におけるハイ・アート、大衆文化、サブ・カルチャーの境界線」における発表。能楽が外部の文化と関わる事例として、従来はハイカルチャーとの関連だけが注目されてきた。この発表ではポピュラー音楽、ゲーム、マンガ、娯楽小説などが能楽を参照する事例を検討し、大衆が能楽に対してどのような関心を寄せているのかを分析した。
トークセッション「観客席と最新技術 変わりつつある能楽堂の鑑賞環境をめぐって」企画・司会
観世喜正、諸貫洋次、檜常正、横山太郎(司会)
能楽学会第17回大会 於早稲田大学   2018年5月20日   
【公開講座】「田村・車僧」講師 [招待有り]
横山 太郎
観世会荒磯能事前講座 於観世能楽堂   2018年3月15日   
技芸伝承におけることばと身体 素人稽古のコミュニケーションを分析する [招待有り]
横山 太郎
シンポジウム 以心伝心・以身伝身──「ワザを伝えるワザ」とは何か?   2018年3月12日   法政大学能楽研究所
舞台アフタートーク [招待有り]
岡田 利規、横山 太郎
舞台公演『三月の5日間』 於神奈川芸術劇場   2017年12月11日   

競争的資金等の研究課題

 
能楽及び能楽研究の国際的定位と新たな参照標準確立のための基盤研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(B)
研究期間: 2016年4月 - 2020年3月    代表者: 山中 玲子
観世家のアーカイブの形成と室町期能楽の新研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(B)
研究期間: 2014年4月 - 2019年3月    代表者: 松岡 心平
現代能楽における「型」継承の動態把握──比較演劇的視点から
文部科学省: 共同利用・共同研究拠点「能楽の国際・学際的研究拠点」公募型共同研究
研究期間: 2014年4月 - 2016年3月    代表者: 横山 太郎
観世文庫所蔵能楽関係資料のデジタル・アーカイブを活用した新しい能楽史の構築
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(B)
研究期間: 2010年4月 - 2013年3月    代表者: 松岡 心平
観世文庫所蔵能楽関係資料のデジタル画像化と解題目録作成に向けた総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(A)
研究期間: 2006年4月 - 2009年3月    代表者: 松岡 心平

研究分野

 
 

担当経験のある科目