基本情報

所属
東北大学大学院農学研究科 植物細胞生化学分野 助教
学位
博士(農学)(2015年3月 京都大学)

J-GLOBAL ID
202001011729184886
researchmap会員ID
R000001053

研究キーワード

  2

論文

  9

MISC

  4

講演・口頭発表等

  20

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

その他

  1
  • 2015年7月 - 現在
    イネ(日本晴)を高CO2環境で栽培すると、新たに展開する葉の葉身サイズが縮小します。これは、高CO2環境に曝された成熟葉から何らかのシグナルが発達中の葉に伝達され、葉身サイズを制御すると考えられています。私は、高CO2環境を伝達するシグナルの同定とその作用機構の解明を目指し研究を進めています。研究の最初段階には高CO2によるシグナルが作用する解析時期を絞り込むため、葉身サイズの縮小を引き起こす高CO2処理の短縮化に取り組み、短期間の処理でも特定発達段階の葉身サイズが縮小されることを見いだしました。次に高CO2処理後成熟葉と未成熟葉のトランスクリプトーム解析を行い、シグナルが発生する時期と到達する時期の転写産物の変動を検討しました。トランスクリプトーム解析の結果と成熟葉葉身先端からの吸引実験結果によりシグナルの候補物質を絞り込んでおり、発達中の未成熟葉については高CO2による発達抑制機構を明らかにしようとしています。