共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

正課授業におけるグローバルPBL実践のための教育システムの開発および実践

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
21K02755
体系的課題番号
JP21K02755
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究では、学部低学年を対象とした工学設計活動を海外の大学等と協働または中間成果物共有の活動形態で実施し、そのプロジェクト活動を通して国際的な問題が俯瞰でき、さらに適正技術の思想を持ってユニバーサルデザインができる人材を育成するプログラムを検討していく。
これまで申請者らが学部低学年および高専教育用に進めてきた工学設計教育プログラムを基に、ユニバーサル系のデザインプロジェクトの教育プログラム、海外の大学等から学生の参画を想定したプロジェクトにおいて遠隔からアイデアを伝えるシステムの基盤の構築、また初期のアイデアなどの中間成果物に対する製作支援用の教材について検討する。
当該年度はユニバーサルデザインに関する共通テーマについて、さらにそれらのプロジェクトを円滑に進めるための支援教材などについて調査した。この調査からプロジェクトに対する支援教材として「自分の考えをイラストで伝える教材」の必要性を見出した。教材の形態としてはスマートフォンを媒体として利用できるマイクロラーニング型のものが利用に向いているのではないかという感触を得ている。また、遠隔からアイデアを伝えるシステムの基盤を構築した。これは遠隔交流に対して共通するロボットフィールドにおいて個々の考えを伝えていく方法を提案するものである。ロボットフィールドが問題解決シートの役割を持っており、そこで見出した解をロボットの動きとして表現していく。問題解決シートの難易度を工夫することで利用対象学年を操作できるので、今年度はこの問題解決シートの表現法について検討した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K02755
ID情報
  • 課題番号 : 21K02755
  • 体系的課題番号 : JP21K02755