2019年6月 - 2022年3月
暗号通貨の大規模データに基づく決済ネットワークの構造とダイナミクスの数理的な解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
代表的な暗号資産であるビットコインのブロックチェーンから、アドレス間から推定されるユーザー間決済を再構成した。そして、ユーザーをノード、決済の流れを向きのあるリンクとするグラフ構造を決済ネットワークとして定義して、その構造と時間変化を複雑ネットワーク科学の手法を用いて解析した。
その結果、通貨の流れにおける上流・下流、強連結成分とその周辺の構造に関して、ホッジ分解という代数的トポロジーの手法により、通貨の需要と供給の全体ならびに局所構造を明らかにした。また、機械学習の非負値行列分解ならびにそのベイズ推定という手法を確立して、主要な通貨の流れを同定して、重要ユーザーの活動を解明した。
その結果、通貨の流れにおける上流・下流、強連結成分とその周辺の構造に関して、ホッジ分解という代数的トポロジーの手法により、通貨の需要と供給の全体ならびに局所構造を明らかにした。また、機械学習の非負値行列分解ならびにそのベイズ推定という手法を確立して、主要な通貨の流れを同定して、重要ユーザーの活動を解明した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K22032
- 体系的課題番号 : JP19K22032