講演・口頭発表等

福島における放射性物質の分布状況調査と関連研究,1; 80km圏内における空間線量率と土壌沈着量の経時変化のまとめ

日本原子力学会2016年秋の大会
  • 斎藤 公明
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  • 三上 智
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  • 安藤 真樹
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  • 松田 規宏
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  • 津田 修一
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  • 吉田 忠義
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  • 吉村 和也
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  • 佐藤 哲朗*
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  • 菅野 隆
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  • 山本 英明

開催年月日
2016年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
久留米
国・地域
日本

福島第一原子力発電所から80km圏内で継続的に実施してきた大規模測定結果に基づき、空間線量率及び放射性セシウム土壌沈着量の経時変化の特徴をまとめる。事故後4年が経過したことにより、走行サーベイにより測定した道路上の空間線量率は2011年6月に比べて約5分の1に、撹乱のない定点上の空間線量率は約4分の1に減少した。これらは物理減衰による空間線量率の減少や航空機モニタリングで観測される空間線量率の減少に比べて顕著に速い減少傾向を示している。一方、平坦地における放射性セシウム沈着量は、ほぼ物理減衰に従って減少してきている。これらの減少傾向について議論を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5056155