1995年3月
大振幅マイクロ波と宇宙プラズマとの非線形相互作用の計算機実験
電子情報通信学会論文誌 B-2
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- 巻
- 78
- 号
- 3
- 開始ページ
- 119
- 終了ページ
- 129
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
宇宙太陽発電所(Solar Power Station;SPS)の概念が提唱されてから早くも四半世紀が過ぎた.その間にマイクロ波による大電力の遠距離伝送技術は進歩し,宇宙空間での無線送電の実現も夢物語ではなくなりつつある.大振幅マイクロ波が宇宙プラズマを通過する際に,静電プラズマ波が励起されることは,3波共鳴理論から予測されていた.我々が行った電離層中でのマイクロ波送電ロケット実験MINIX(Microwave Ionosphere Nonlinear Interaction eXperiment)でこのことは確認されている.この実験では3波共鳴理論だけでは説明の付かない現象が見出された.そこで,本論文では,電磁粒子コードを用いたプラズマの計算機実験を行い,単純な3波共鳴だけでなく,波動-粒子相互作用も関与した静電プラズマ波動励起と飽和現象の説明を行う.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0915-1885
- J-Global ID : 200902135827886178
- CiNii Articles ID : 110003280903
- CiNii Books ID : AA11359977