2002年
TNF-aおよびIL-1b遺伝子の一塩基多型の研究 -日本人歯周炎の重症化との関連性-
岡山歯学会雑誌
- 巻
- 21
- 号
- 1
- 開始ページ
- 83
- 終了ページ
- 91
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
日本人重度歯周炎患者と健常者各64名を対象に,TNF-α及びIL-1β遺伝子におけるSNPsのアリル分布を比較検討した.その結果,TNF-α及びIL-1β遺伝子に存在するSNPsの個々のアリル分布は,重度歯周炎患者群と健常者群の間で有意差を認めなかった.TNF-α遺伝子-1031,-863,-857 SNPs及びIL-1β遺伝子-511,-31 SNPsのアリル2キャリアは,重度歯周炎患者群,健常者群に拘らず日本人に広く分布した.又,TNF-α遺伝子-1031,-863,-857 SNPs及びIL-1β遺伝子-511/-31 SNPsのアリル間では,TNF-αあるいはIL-1βの産生性に有意差はみられなかった.TNF-α遺伝子-1031,-863,-857 SNPsのいずれかがアリル2である者の割合は,重度歯周炎患者群が健常者群と比べ高い値を示した
- ID情報
-
- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2003026031
- J-Global ID : 200902187065619134