担当経験のある科目(授業)

2020年9月 - 2023年3月

マクロ経済学

京都経済短期大学

科目区分
学部専門科目
国・地域
日本

講義概要:
・マクロ経済学とは、インフレーション・経済成長・財政赤字・失業など、国全体の経済活動を左右する経済変数に焦点を当てながら、その経済メカニズムを解明し、その学術的知見に依拠して、インフレの抑制・経済成長の促進・財政赤字の縮小・失業率の低下などと言った政策目標を実現するマクロ経済政策を提言する学問である。この講義では、標準的な四年制大学で提供される入門レベルのマクロ経済学が扱われ、その体系的な講義内容が、中級レベルのマクロ経済学を理解する上で必要とされる専門性を育むことだろう。
講義方法:
・入門レベルのマクロ経済学を講義している。その際、編入学試験に対応できる様、全12章を全て講義した。前半と後半の部からなる講義は、冒頭で前回の復習と講義内容の確認をした上で進め、講義終了前では復習の為に問題演習も行っている。ミニッツペーパーを配布し、キーワードや問題演習の解答を記入させ、受講生の理解を深めるよう促している。更には、経済に関する新聞記事を配布し、修得した知識を使って、日本経済を読み通す力を育成している。
担当教員:
・濱口 喜広 講師
担当駒数:
・半期1コマ
受講人数:
・81名(2020年)・70名(2021年)・33名(2022年)
テキスト:
・マクロ経済学入門 第3版 二神孝一 著
授業評価:
・回答者26名・2020年平均値4.15
・1.わたしはこの授業に意欲的に取り組んだ:4.35
・2.わたしはこの授業の内容を理解できた:3.88
・3.わたしはこの授業によく出席した:4.62
・4.音声や画像は、受講に支障はなかった:4.19
・5.教員は、授業のテーマを明確に示した:4.23
・6.教員は、授業の円滑な開始運用に努めた:3.85
・7.教員は学生の質問などに適切に対応した:4.15
・8.教員は、メディアや教材等を適切に使用:4.38
・9.授業の進度は適切だった:3.85
・10.授業に対する教員の熱意を感じた:4.31
・11.この授業を受け知識や能力を獲得した:4.08
・12.この授業の内容に満足した:3.96
・13.友人や後輩に推薦できる授業内容だ:3.96
授業評価:
・回答者17名・2021年平均値4.11
・1.わたしはこの授業に意欲的に取り組んだ:4.29
・2.わたしはこの授業の内容を理解できた:3.82
・3.わたしはこの授業によく出席した:4.24
・4.音声や画像は、受講に支障はなかった:4.35
・5.教員は、授業のテーマを明確に示した:4.24
・6.教員は、授業の円滑な開始運用に努めた:4.12
・7.教員は学生の質問などに適切に対応した:4.12
・8.教員は、メディアや教材等を適切に使用:4.12
・9.授業の進度は適切だった:3.94
・10.授業に対する教員の熱意を感じた:4.35
・11.この授業を受け知識や能力を獲得した:3.88
・12.この授業の内容に満足した:4.00
・13.友人や後輩に推薦できる授業内容だ:4.00
授業評価:
・回答者16名・2022年平均値4.44
・1.わたしはこの授業に意欲的に取り組んだ:4.31
・2.わたしはこの授業の内容を理解できた:3.94
・3.わたしはこの授業によく出席した:4.56
・4.音声や画像は、受講に支障はなかった:4.31
・5.教員は、授業のテーマを明確に示した:4.81
・6.教員は、授業の円滑な開始運用に努めた:4.50
・7.教員は学生の質問などに適切に対応した:4.25
・8.教員は、メディアや教材等を適切に使用:4.56
・9.授業の進度は適切だった:4.50
・10.授業に対する教員の熱意を感じた:4.56
・11.この授業を受け知識や能力を獲得した:4.44
・12.この授業の内容に満足した:4.50
・13.友人や後輩に推薦できる授業内容だ:4.44
自由記述:
・ミクロ経済とは全く違った内容で、難しいものも多かったが、ついていけた。復習をして知識を定着させたい。(2020年)
・授業の内容はとてもわかりやすく、充実した内容でしたが、その内容量ゆえに時間をオーバーすることが多かったのが少し残念に感じました。(2020年)
・講義内容は少し難しかったですが、先生がマクロ経済学を少しでも理解できるような講義内容を設定してくださっていたように感じたので学んでいて楽しかったです。ありがとうございました。(2020年)
・はじめは授業に全然ついていけなくて大変でした。授業後に何度も質問に行きましたが、毎回丁寧に答えてくださってありがとうございました。中間・期末テストともに今までの知識を反映できたと思います。(2020年)
・マクロ経済学の基礎知識を学ぶことができたと実感しています。また、度々配られていた経済の記事も凄く勉強になったので、この講義の受講はよかったと感じています。(2021年)
教員コメント:
・昨年度のアンケートでは、講義進度が速く、内容が難しい上、講義時間の延長が度々ある等との改善点を指摘された。そこで本年度は、講義進度の適正化を図ると共に、講義時間内に講義を終えるよう配慮した。また、講義内容をより分かりやすく伝える為、最近の経済ニュースに加え、身近な具体例を交えつつ解説し、マクロ経済に関連する新聞記事を復習用教材として配布した。その結果、講義の進度と円滑な開始運用に関して、評価値が上昇し、昨年の4.15と同水準の4.11を維持できた。今回の改善事項も、次年度の講義では反映する予定である。(2021年)
・今年度の講義では、受講生の理解度を高める為に、直近の経済ニュースを踏まえて各回の学修テーマを明示するように努めた。その際、抽象的な理論を説明するだけでなく、身近な事例や経済ニュースを交えながら説明し、講義の進度も早くならないよう、十分に留意した。その結果、授業のテーマ・円滑な開始・メディアの活用に関して評価値が大幅に改善され、知識獲得・満足度・受講推薦の評価値を大きく上昇させることができた。その一方で、理解度については若干の上昇は見られるものの、評価値4.0を超えることができなかった。今後は、受講生の理解度を更に高めていくよう、講義内容の改善を図りたい。(2022年)