担当経験のある科目(授業)

2022年4月 - 現在

環境経済学

大阪経済大学

科目区分
学部専門科目
国・地域
日本

講義概要:
・環境経済学は、環境問題を経済学的視点から分析し、(I)環境問題が発生するメカニズムと(II)環境問題を解決する政策手段を明らかにした上で、(III)持続可能な社会の実現に必要な政策や制度を提示する分野である。この講義では、環境経済学の主要トピックを解説した上で、環境問題に関する最近の社会状況や最新の研究成果についても取り上げ、受講生に基礎から応用までの幅広い理論を提供する。
講義方法:
・前半と後半の部からなる講義は、冒頭で前回の復習と講義内容の確認をした上で進め、講義終了前では復習の為に問題演習も行っている。ミニッツペーパーを配布し、キーワードや問題演習の解答を記入させ、受講生の理解を深めるよう促している。更に、政治的資源の呪いや持続可能な観光等、最新の研究成果を踏まえた内容も講義し、受講生の要望に応えている。
担当教員:
・濱口 喜広 講師
担当駒数:
・半期1コマ
受講人数:
・57名(2022年)・139名(2023年)
テキスト:
・環境経済学をつかむ 第4版 栗山浩一他 著
授業評価:
・回答者9名・2022年平均値3.10
・1.授業をどのような理由で選びましたか(3つまでの複数回答)
①以前からこの科目を勉強してみたかった:2.00
②シラバスを読んで興味をもった:5.00
③良い授業だと勧められた:0.00
④一緒に受講する友人がいる:3.00
⑤単位が比較的取りやすそう:0.00
⑥時間割の都合:4.00
⑦必修科目のため:1.00
⑧資格取得のため:0.00
⑨その他:1.00
・2.毎回の授業の予習・復習のの平均時間は(人数)
①4時間以上:0.00
②3~4時間未満:0.00
③2~3時間未満:0.00
④1~2時間未満:3.00
⑤1時間未満:4.00
⑥予習・復習はしていない:2.00
3.よく準備された授業だと感じた:3.66
4.説明が丁寧で分かりやすかった:3.22
5.授業参加が期待したようにできた:2.00
6.授業に集中して取り組んだ:3.11
7.授業に対する教員の熱意を感じた:3.56
8.難易度が自身の理解力にあっていた:2.67
9.授業に興味をもち深く学びたいと感じた:2.89
10.シラバスと授業の内容は合致していた :3.63
11.授業のあなたの満足度はどれですか:3.38
12.到達目標の達成度合いはどれですか:2.89
授業評価:
・回答者15名・2023年平均値2.81
・1.授業をどのような理由で選びましたか(3つまでの複数回答)
①以前からこの科目を勉強してみたかった:2.00
②シラバスを読んで興味をもった:7.00
③良い授業だと勧められた:2.00
④一緒に受講する友人がいる:4.00
⑤単位が比較的取りやすそう:1.00
⑥時間割の都合:5.00
⑦必修科目のため:0.00
⑧資格取得のため:0.00
⑨その他:1.00
・2.毎回の授業の予習・復習のの平均時間は(人数)
①4時間以上:1.00
②3~4時間未満:2.00
③2~3時間未満:2.00
④1~2時間未満:3.00
⑤1時間未満:7.00
⑥予習・復習はしていない:0.00
3.よく準備された授業だと感じた:3.20
4.説明が丁寧で分かりやすかった:3.13
5.授業参加が期待したようにできた:2.60
6.授業に集中して取り組んだ:3.27
7.授業に対する教員の熱意を感じた:3.40
8.難易度が自身の理解力にあっていた:2.93
9.授業に興味をもち深く学びたいと感じた:3.13
10.シラバスと授業の内容は合致していた :3.27
11.授業のあなたの満足度はどれですか:3.20
12.到達目標の達成度合いはどれですか:3.13
自由記述
授業の良い点
・2022年
・授業の難易度が少し高く感じたものの、中間レポートでの意見が期末試験に反映されていて、理数の苦手な人でも解きやすくなっていたところが良かったです。
・2023年
・毎回のミニッツペーパー ・レジュメが分かりやすかった。
・レポートと試験の回数、範囲がちょうど良かった。
・自分で解く力が身についた。
・中間や期末の復習用問題があったので、テストがどういう形式なのかを知れて良かった。 ミニッツペーパーによって、レジュメをしっかり読む機会ができた。
・レジュメ、説明共にわかりやすく、丁寧で質問への回答もよくしていただいた。 また、講義開始時と途中で用語理解を進めていたのも良かった。
授業改善の提案
・2022年
・授業内で数II、数Ⅲの内容を分かりやすく解説して欲しいと感じました。
・2023年
・もう少しゆっくり話していただければ、より理解しやすいと思います。
・このままで良い
・講義ペースが内容によっては駆け足になることがあったのでここまでは予習して来ている前提でサッと話してもらう箇所をつくってもよいのではないか。
教員コメント:
・シラバスを見て本講義に興味を持った学生は、講義の事前準備が丁寧になされた上で、その説明も分かりやすいと感じたようであり、シラバスに沿った講義をできたと言える。受講生も集中して講義に臨んだ結果、予復習の時間はさほど必要でなかったようである。その上、受講生の要望を講義に反映した結果、多くの受講生は満足感を覚え、講義の到達目標に達したとしている。これらの評価が教員の熱意に反映されている。しかし、講義の性質上、質疑応答など、受講生の授業参加を促す時間を十分に取ることができなかった。その為、受講生の理解力が講義に追いつかず、その学習意欲を十分に引き立てることができなかった。加えて、基礎的な数学を扱う講義である為、その復習を要望する声も多かった。今後は、数学を復習する機会をより多く設けて、受講生の学修意欲を引き出す内容としたい。(2022年)
・昨年度と比べて、受講者数が約2.4倍に膨れ上がった上、良い授業だと勧められたという回答者もいることから、本講義は一定の評価を得ているように思われる。しかし、その受講生たちの多くを満足させるだけの内容には至らず、前年度に比べて、評価値の平均値は0.3ほど低下した。ただし、集中して授業を受け、学修時間も大きく伸びたことから、授業内容に興味を抱いた受講生が増えている。その結果、授業の到達目標を達成したと感じている受講生は比較的多い。つまり、受講生の学修意欲を喚起することには成功した様である。しかし、意欲的な受講生が増えた分、その評価基準もより厳しいものとなった。具体的には、授業の準備、丁寧な説明、教員の熱意が前年度比で総じて低下した上、受講生の理解力に講義内容が合致していないと判断された。受講生が増える程、その意欲や学力は多様性を帯び、より丁寧な対応が必要となる。限られた時間の中でより多くの内容を伝えることも重要であるが、受講生の理解を促す講義設計もまた重要である。次年度は、多様な受講生のニーズに沿った講義運営ができるよう、留意したい。(2023年)