担当経験のある科目(授業)

2022年9月 - 現在

環境経済 / 環境と経済

國學院大學

科目区分
学部専門科目
国・地域
日本

講義概要:
・気候危機を前にして、世界は経済社会と自然環境の両立に向け、SDGsの下、温室効果ガスの削減や再生可能エネルギーの導入など様々な対策を実行している。こうした持続可能な発展や持続可能性社会を実現するためには、環境問題の現状を知るだけではなく、経済と環境にはどのような関係があり、政府による政策が経済と環境にどのような影響を及ぼすのかを理解する必要がある。この講義では、来るべき持続可能性社会で生きる学生諸君に、その実現に必要となる基礎知識を提供することで、経済と環境の調和について考えていく。
講義内容:
・環境経済学は、環境問題を経済学的視点から分析し、(I)環境問題が発生するメカニズムと(II)環境問題を解決する政策手段、を明らかにした上で、(III)持続可能な社会の実現に必要な政策や制度を提示する分野である。この講義では、環境経済学の主要トピックを解説した上で、環境問題に関する最近の社会状況や最新の研究成果についても取り上げ、受講生に基礎から応用までの幅広い理論を提供する。
こうした環境経済学に関する基礎理論と応用研究を学ぶため、第一部:なぜ環境問題が発生するのか、第二部:環境問題を解決するためには、第三部:持続可能な社会を実現するためには、第四部:環境経済研究の最前線、という四部構成で講義を行う。毎回の講義は、K-SMAPYに事前アップロードする講義用レジュメに基づいて、①前回の復習、②講義概要と到達目標の確認、③前半の講義、④後半の講義、⑤今回のまとめ、という構成で進める。前回の復習では、用語問題・グラフ問題・計算問題を通じて、前回の講義内容を多角的に復習し、受講者の理解促進や知識定着をサポートする。
到達目標
(1)外部不経済の発生と外部性を内部化する環境政策について論理的に説明できる。
(2)環境経済学の基礎概念を、貿易・経済発展・SDGs等と関連付けて理解できる。
(3)環境経済学の観点から、現実の環境問題を自らの視点で判断することができる。
担当教員:
・濱口 喜広 講師
担当駒数:
・半期1コマ
受講人数:
・67名(2022年)
テキスト:
・配布資料
授業評価:
・回答者---名・2022年平均値---
・大学方針により非公表
教員コメント:
・講義内のアンケートにおいて、回答した受講生の評価は、そのほとんどが好意的であり、意図した教育効果を得ることができたと実感している。講義を終え、半期1コマで、環境経済学の主要項目を、用語・グラフ・計算の観 点から網羅的に扱った上で、最新の内容や時事的問題を扱うことができたと言える。ただし、改善点として、①講義時間を延長しないこと、②ミニッツペーパーは提出自体を評価対象とし、内容を評価対象としないこと、③ミニッツペーパーの提出期限を延長すること、④講義冒頭の質疑応答は、要点一つのみに回答すること、⑤詳細な質疑応答は、回答資料を作成の上、コメント動画を別途作成すること、⑥環境税の余剰分析に関する参考資料を配布すること、が挙げられる。多種多様な学生がより理解を深めることができるように、講義方法を更に改善していきたい。(2022年)
・回答者がいない為、記入事項はない。(2023年)