MISC

2006年8月

【形と運動を司る細胞のダイナミクス 最新技術による分子機構の解明から疾患治療への展開まで】 細胞と形態形成・疾患 からだ作りにみる上皮-間充織転換

実験医学
  • 吉野 剛史
  • ,
  • 仲矢 由紀子
  • ,
  • 高橋 淑子

24
13
開始ページ
2032
終了ページ
2040
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)羊土社

発生中の胚の細胞は,その形態から上皮細胞と間充織細胞に大別できる.上皮-間充織転換は,生命体が複雑な形や機能を生み出す上できわめて重要なステップである.これまでは,主に培養条件下における上皮細胞の挙動の研究が行われてきたが,最近になって生体内での上皮-間充織転換の制御機構に注目が集まっている.生体組織という三次元体制においては,上皮-間充織転換を起こす細胞のみならず,その周囲の細胞や環境との相互作用が鍵を握っているらしい.本稿では主にショウジョウバエとトリ胚とを用いた解析を中心に最新の知見を概説する(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0288-5514
  • 医中誌Web ID : 2006288751

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