共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2020年3月

ビッグデータを活用した多疾患罹患の社会的決定要因の検討:ネットワーク分析とGIS

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
16K15372
体系的課題番号
JP16K15372
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

本研究では、多疾患罹患の社会的決定要因について、ビッグデータを活用して、ネットワーク分析やGIS解析を通して解明することを目的としている。疾病は、単一罹患のみではなく、併存疾患など含め、患者ごとの複数疾患の罹患(多疾患罹患)を考慮することが必要である。本研究では、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)、後期高齢者レセプト、国民生活基礎調査を用いる予定である。
[多疾患の同定]レセプトデータから生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)を同定するアルゴリズムの精度を高め、いくつかのがん(胃がん、大腸がん、子宮頸がん、子宮体がん)についてもアルゴリズムを作成した。傷病名(ICD-10)のみでなく、医薬品、診療行為についても検討を加えた。[NDB]サンプリングデータセット(医科入院、医科入院外、調剤、DPCレセの一か月分の抽出データ)の解析を行っており、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の年齢別割合の推定を行った。[後期高齢者レセプト]広域連合より提供されたデータをデータハンドリング担当業者と調整し、解析データセットを作成し、40疾患の割合および併存状況の割合を算出した。[国民生活基礎調査]平成25年国民生活基礎調査(世帯票、所得票、貯蓄票、健康票)の調査票の提供を受け、解析に着手した。特に、傷病名情報より各疾患の割合および併存状況の割合を算出した。また、経年比較を行うため、平成28年同調査の新規申出の準備を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K15372
ID情報
  • 課題番号 : 16K15372
  • 体系的課題番号 : JP16K15372