2013年 - 2015年
経営戦略にもとづくPLMと技術経営(MOT)の有機的導入の具現化
日本学術振興会 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
- 資金種別
- 競争的資金
平成25年度は、経営戦略にもとづくPLMと技術経営(MOT)の有機的導入イメージを定義することを目的に、PLM成熟度を評価する指標の作成と検証を行なった。具体的な研究実績としては、はじめに、PLMソフトウェアを提供してくれるNECとの間でソフトウェア保守契約を締結し、PLMソフトウェアに対する支援作業を受けながら、PLMソフトウェア動作環境の整備を行い、PLMツール活用イメージを具現化するための4つのプロセス(商品企画プロセス、新規設計プロセス、設計変更プロセス、開発プロジェクト管理)を選定し、各プロセスに対する業務モデルを定義した上で、具体的なPLMツール活用イメージの具現化を行なった。そして、PLM成熟度を評価する指標を示すとともに、4つのプロセスごとの、PLMの施策として、経営課題/改革の方向性/取り組むべき施策などへの対応を検証し、その研究成果は、学会発表までには至らなかったが、指導する4年次学生の卒業論文として、「商品企画プロセスに着目したPLMシステム活用の有効性」、「設計業務プロセスに着目したPLMシステム活用の有効性」、「開発プロジェクト管理に着目したPLMシステム活用の有効性」という3篇の論文にまとめ、学部内で発表することが出来た。さらに、4つのプロセスに対するPLMツール活用の具体的操作イメージを具現化するためのPLMソフトウェア動作環境としてデモデータを整備することが出来た。