MISC

2015年3月

単冠動脈のため急性期診断不可能であった下壁心筋梗塞の1例

東三医学会誌
  • 野崎 祐加
  • ,
  • 鈴木 健
  • ,
  • 伊藤 義久
  • ,
  • 高松 真市
  • ,
  • 長縄 博和
  • ,
  • 橋本 朋美
  • ,
  • 伴野 智幸
  • ,
  • 鶴田 芳朗

37
開始ページ
3
終了ページ
5
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)豊橋市医師会

64歳男。突然冷汗を伴った一過性意識消失をきたし、救急外来に搬送された。心拍数51回/分、高度房室ブロック、II、III、aVf、V1誘導にてST-T上昇が認められた。身体所見、諸検査より急性下壁心筋梗塞と診断し、緊急カテーテル検査を行った。冠動脈前下枝の対角枝に血栓による99%狭窄を認めたため、血栓吸引カテーテルによって血栓吸引を施行した。flowは改善し、カテ台を降りた際には心電図でSTの改善がみられた。収縮期血圧が70mmHg台であったためドパミン、ドブタミン、ノルアドレナリンの使用を開始した。また、心拍数100回/分以上でないと血圧維持が困難な状態が続いたため、イソプレナリン塩酸塩の投与を開始した。第2病日には脈拍補助のため、一時的体外ペーシングを施行した。第7病日に右冠動脈分岐直後の90%狭窄に対し、バルーン拡張を施行した。術後合併症もなく血行動態安定、経過良好にて第12病日に退院した。

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2015373281

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