MISC

2013年3月

右腎梗塞に対して緊急PTRAを施行した1例

東三医学会誌
  • 鶴田 芳朗
  • ,
  • 鈴木 健
  • ,
  • 伊藤 義久
  • ,
  • 高松 真市
  • ,
  • 横井 雅史
  • ,
  • 伴野 智幸

35
開始ページ
67
終了ページ
70
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)豊橋市医師会

61歳男性。突然の右下腹部痛を主訴に救急外来受診となった。腹部CTでは異常所見はみられなかったが、造影CTにより右腎梗塞の診断に至った。そこで、緊急PTRAを施行したところ、右腎動脈は起始部より途絶しており、血栓吸引カテーテルにて大量の赤色血栓を吸引することで、血管超音波にて右腎動脈起始部の血栓増加が確認された。以後、同部位にステント留置を行ない、カテーテル終了後はヘパリン、ウロキナーゼを点滴投与した。その結果、第2病日目には腹痛症状がほぼ消失、次いで抗凝固療法としてワルファリン内服を開始することで、患者は第7病日目に軽快退院となった。尚、経過中に腎機能の悪化はみられなかったが、退院後の腎血流シンチでは右腎の取り込みがほとんどなく、腎機能温存には至らなかった。

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2014001775

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