高速炉の炉心損傷事故起因過程解析コードによる炉内試験解析,4; EFM1試験の解析
日本原子力学会2016年春の年会
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- 開催年月日
- 2016年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 仙台
- 国・地域
- 日本
本研究では、炉心損傷起因過程解析コードSAS4Aを用いて、国際共同CABRI炉内試験のうち、EFM1試験の解析を行った。EFM1試験では、流量減少による冷却材沸騰及び被覆管溶融の後に出力パルスを印加している。本試験では、燃料溶融後も核加熱が継続しているため、溶融燃料の大幅な移動と再固化が観察されており、解析におけるそれらの挙動の再現性も焦点の一つとなる。試験解析の結果、冷却材沸騰のタイミングや沸騰領域の拡大、また燃料の溶融移動挙動等について、実験結果との良好な一致を確認することができた。