基本情報

所属
立教大学 文学部 キリスト教学科 教授
学位
Ph.D(プリンストン神学大学院)
Th.M(Westerminter Theological Seminary)
B.A.(University of North Texas)

連絡先
y-katorikkyo.ac.jp
研究者番号
00708761
J-GLOBAL ID
201401052958342339
researchmap会員ID
B000238025

外部リンク

宗教改革期以降から近現代にかけての西欧の宗教思想およびキリスト教史を、政治的なものとの関連のなかで研究しています。これまでの研究では、ユダヤ人哲学者バルーフ・スピノザや他の急進的な思想家たちと彼らをとりまく神学・哲学論争に光をあてることで、初期啓蒙期における宗教と政治の関係を明らかにしてきました。それと同時に、こうした宗教と政治の関係がわたしたちの生きる社会においてどのような意味をもつのか、という問いにも興味をもっており、ポストモダン神学、ポスト世俗化論、また消費主義と宗教の関係なども研究の射程に入れつつ考察を深めています。なかでも最近は、政治的に右傾化する現代の欧米社会とキリスト教の関係に関心をもって研究を進めています。その一部は、NewsPicksのトピックス「宗教とグローバル社会」で公開しています。


研究分野

  1

論文

  20

書籍等出版物

  11

MISC

  10

講演・口頭発表等

  42

その他

  3
  • 2019年10月 - 2019年10月
    立教大学において、2019年10月26日(土)にロッテルダム大学哲学部のハン・ファン・ルラー氏、上野修氏 (大阪大学名誉教授)、川添美央子氏(慶應大学商学部准教授)、津崎良典氏(筑波大学人文社会系准教授)、長綱啓典氏(日本大学文理学部准教授)、町田一氏(日本ライプニッツ協会)を招き、講演会を開催した。本シンポジウムは、宗教的な「正統と異端」の枠組みのなかで近世哲学を理解することを目的とした。本件は、JSPS科研費JP16KK0034「十七世紀オランダにおけるデカルト主義の発展とそのネットワークの研究(国際共同研究強化)」によるものである。
  • 2019年1月 - 2019年1月
    エラスムス・ロッテルダム大学哲学部のハン・ファン・ルーラー教授とともに、同大学において2019年1月25日、26日に国際学会を開催した。初期近代の哲学における正統と異端の問題を会議のテーマに選定し、当該分野を牽引する研究者サラ・ハットン(ヨーク大学)とテオ・ファベーク(ユトレヒト大学)を主題講演者として招聘した。加えて、オランダ、ベルギー、イギリス、アメリカ合衆国、ドイツ、クロアチア研究者11人が発表者として参加した。
  • 2015年6月 - 2015年6月
    2015年6月20日(土)14時より、立教大学池袋キャンパス12号館にてプリストン神学大学院のケネス・アッポルド教授を招いて開催された、文学部公開国際シンポジウム(言語:英語)「宗教改革の伝播とトランス・ナショナルな 衝撃―宗教改革500周年にむけて」(主催:キリスト教 学研究科、後援:立教 SFR「グローバルヒストリーのなかの近代歴史学」)のオーガナイザーを務める。成果として、立教大学史学会紀要『史苑』第76巻第1号、134-169頁に、序論と基調講演をもとにした論文と発表をもとにした論文が掲載された。

共同研究・競争的資金等の研究課題

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