2008年 - 2011年
HCV感染制御のための人工ガンマグロブリンの作成とその評価系の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ヒト末梢血リンパ球よりガンマグロブリンをコードするcDNAの一部、VH-CH1-hinge部位をクローニングし発現可能な有効178クローンを得た。これらのクローンを大腸菌により組み換えタンパクを発現させ、精製組み換えタンパクをミリグラム単位で回収することができた。直接のC型肝炎モデル系ではないが、炎症性モデルマウスSCJK/Jを用い、組み換えタンパクによる治療実験を行った。投与後、採血し炎症状態を解析した結果、末梢血リンパ球の低下、炎症性サイトカインの低下、抑制性サイトカインの上昇が観察され、ここで得られた組み換えタンパクの肝炎治療への応用の可能性が示された。
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- 課題番号 : 20590117
- 体系的課題番号 : JP20590117