2015年6月 - 2016年3月
屋外拡声音声品質の文章了解度をブラインド予測する手法の開発
一般財団法人カワイサウンド技術・音楽振興財団 研究助成 サウンド技術振興部門
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- 研究代表者
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本研究では,拡声器から放送される通常放送などを利用して了解度を予測することが可能な計測器の予測モデル(非線形の予測回帰式)の作成を行う。予測モデルの内部処理は,録音した音声をセグメンテーション(時間分割)し,セグメントごとにブラインド音響特徴量(インパルス応答等の別の音源や,伝送前の原音声を利用しない音響特徴量)を計算し,セグメントごとに単語了解度の予測値を機械学習による単語了解度予測モデルより求め,予測単語了解度の時系列データを作成する。次に予測単語了解度の時系列データを非線形回帰により統合した文章了解度予測モデルより,文章了解度の予測値を得る。