2016年4月 - 2019年3月
正常大腸幹細胞を傷害しない大腸癌幹細胞特異的治療ターゲットの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
正常大腸幹細胞(NCoSCs)と比較し大腸癌幹細胞(CoCSCs)に特有の腫瘍形成能制御機構を解明することを目的とした。
ヒト大腸手術標本にてDCLK1の免疫染色を施行。大腸癌組織では広範にDCLK1陽性細胞が分布していたが、正常大腸上皮ではDCLK1陽性細胞はほぼ認めなかった。miR-137はNCoSCsに高発現し、CoCSCsでの発現が抑制されていた。一方でDCLK1 mRNAはCoCSCsで高発現しNCoSCsでの発現が抑制されていた。大腸癌細胞株にmiR-137を強制発現させると腫瘍形成が抑制されたが、正常大腸細胞株にmiR-137を強制発現させても、細胞増殖に影響は与えなかった。
ヒト大腸手術標本にてDCLK1の免疫染色を施行。大腸癌組織では広範にDCLK1陽性細胞が分布していたが、正常大腸上皮ではDCLK1陽性細胞はほぼ認めなかった。miR-137はNCoSCsに高発現し、CoCSCsでの発現が抑制されていた。一方でDCLK1 mRNAはCoCSCsで高発現しNCoSCsでの発現が抑制されていた。大腸癌細胞株にmiR-137を強制発現させると腫瘍形成が抑制されたが、正常大腸細胞株にmiR-137を強制発現させても、細胞増殖に影響は与えなかった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 16K10539
- 体系的課題番号 : JP16K10539