共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年 - 2015年

責任概念の素朴理解と非難を規定する心理過程の解明と法的概念の教育方法の考案

文部科学省  科学研究費補助金(新学術領域研究(研究領域提案型))  新学術領域研究(研究領域提案型)
  • 唐沢穣

配分額
(総額)
20,150,000円
(直接経費)
0円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

一般人が示す素朴法理解の内容明らかにするため、理論的検討と実証的研究を行った。
・日本の法社会学における重要問題である「法意識論」について、川島武宜以降の法意識論と法意識調査をサーベイし、一般人の素朴責任概念という観点から整理・再構成する作業を、松村を中心に行った。
・一般人の持つ個人責任と組織責任の概念を明らかにするために、要因計画法に基づくWeb調査を行った。飲酒運転事故を題材に、上司の圧力の有無、職場文化などを操作して、会社自体、上司、本人、それぞれの責任の程度、避難の程度などを評定させた。松村を中心に実施した。
・「他者の規範逸脱行動」の理解に基づく「責任」判断の内容を明らかにするため、「本人の規範逸脱行動」を中心に検討されてきた規範的行為について、先行研究の概念整理を行った。村上を中心に実施した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/23101002.ja.html