論文

査読有り
2014年6月

3次元有限要素法を用いた下顎臼歯3歯欠損におけるインプラント本数および配置が垂直荷重時に骨に与える影響

日本歯科産業学会誌
  • 石川 昌洋
  • ,
  • 仲井 太心
  • ,
  • 堤 浩一郎
  • ,
  • 仲西 康裕
  • ,
  • 井田 有亮
  • ,
  • 廣瀬 由紀人
  • ,
  • 越智 守生

28
1
開始ページ
30
終了ページ
35
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本歯科産業学会

Rangertらは、口腔インプラントの負担する荷重がインプラントの数や配置に影響を受けるとしている。特に臼歯部3歯連続欠損におけるインプラント治療については、ブリッジ形態のインプラント治療に対し、3本のインプラント配置をオフセット形態としたインプラント治療は個々のインプラント体の負担する荷重が40%に減少すると報告している。また、Satoらは個々のインプラント体の負担する荷重が59〜71%に減少するとしているが、これは3本のインプラントを1直線に配置した場合とほとんど差がないとしている。このようにインプラント本数および配置が荷重によってインプラントに与える影響は明らかでない。そこで本研究は3次元有限要素解析で垂直荷重時のインプラント頸部周囲骨に与える影響を解析検討した。オフセットモデルはブリッジモデルと3本ストレートモデルとほぼ同じ応力値を示し、オフセット配置はインプラント頸部周囲骨に与える応力を軽減できないことが示唆された。ブリッジモデルはインプラント治療における侵襲度および経済的観点から有効的な手法であることが示唆された。臼歯部における3歯連続欠損において、インプラント体2本で3歯分の治療を行う、ブリッジ治療が有効である。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201402237562693795
Jamas Url
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2014&ichushi_jid=J03151&link_issn=&doc_id=20140821020005&doc_link_id=%2Fcz0deind%2F2014%2F002801%2F006%2F0030-0035%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fcz0deind%2F2014%2F002801%2F006%2F0030-0035%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 1342-3606
  • 医中誌Web ID : 2014355380
  • J-Global ID : 201402237562693795

エクスポート
BibTeX RIS