高速炉蒸気発生器ナトリウム側-水側連成解析モデルの開発; 伝熱管プラグ条件を対象とした機能整備
日本原子力学会2015年春の年会
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- 開催年月日
- 2015年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 日立
- 国・地域
- 日本
高速炉直管型蒸気発生器の設計成立性評価においては、伝熱性能や構造健全性に影響を及ぼす蒸気発生器内の3次元温度分布及び速度分布の評価が重要となる。特に、伝熱管プラグ時には、伝熱管相互の温度偏差による伝熱管の座屈が懸念されるため、その空間温度分布について高精度で把握する必要がある。このため蒸気発生器ナトリウム側多次元解析と水側二相流解析を組み合わせた連成解析コード(TSG)の構築を進めている。本研究では、実機評価への適用に向け、具体的な評価課題として複数本伝熱管プラグ条件を対象とした解析モデルを整備した。伝熱管プラグ時の温度分布解析により物理的に妥当な結果が得られ、プラグ伝熱管周辺部の温度上昇を定量的に評価できることを確認した。