Yasuyuki Maruya

実験，現地観測および数値計算を行うことで，主に流域圏における水環境および生態系保全に向けて，水・物質（主に有機物）輸送機構に関する研究を行っています．また，この物質・有機物輸送機構が気候変動によってどのように変化するのかについても全球気候モデルの出力値を利用して検討しています．さらに，気候変動の影響は水災害（洪水や土砂災害など）を引き起こす確率が高くなるため，防災という観点と環境学的な視点の両者から流域圏の水環境および生態系保全を行うことを目的に研究を進めています．現在は，森林生態学と水文学を融合させ，流域圏の水・物質循環機構を解明することを目指して研究を行っています．