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2012年4月

【ウイルス肝炎のすべて】 総論 わが国におけるウイルス性急性肝炎の動向

化学療法の領域
  • 八橋 弘
  • ,
  • 玉田 陽子
  • ,
  • 長岡 進矢
  • ,
  • 阿比留 正剛

28
増刊
開始ページ
917
終了ページ
924
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
出版者・発行元
(株)医薬ジャーナル社

急性肝炎とはおもに肝炎ウイルスが原因で起こる急性の、び慢性疾患で、黄疸、食欲不振、嘔気嘔吐、全身倦怠感、発熱などの症状を呈する。肝炎ウイルスとしては、A、B、C、D、E型の5種類が確認されている。感染経路はA型とE型が経口感染、B型、C型、D型は血液、体液で感染する経血液感染である。急性肝炎の予後は一般に良好だが、急性肝炎患者の約1〜2%の患者は劇症化し、一度劇症化すると高率に死亡する。本稿では、過去30年のわが国のウイルス性急性肝炎の発生動向について、散発性、輸血後に区分して概説するとともに、トピックスとして、最近のA型肝炎、B型急性肝炎の発生動向についても紹介する。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0913-2384
  • 医中誌Web ID : 2012238384

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