論文

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2018年3月

保健学研究科 国際保健推進室の取り組み ーなぜ、 保健学は国際化が必要かー

群馬大学国際センター論集
  • 齋藤貴之
  • 岡美智代
  • 篠崎博光
  • 金泉志保美
  • 辻村弘美
  • 齊尾征直
  • 時田佳治
  • 坂本雅昭
  • 久留利菜菜
  • 中澤理恵
  • 李範爽
  • 今井忠則
  • 土屋謙仕
  • 川島智幸
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保健学は患者さんに向き合い、患者さんの心に寄り添う学問です。保健学は目の前に困っている人がいれば、手を指しのべる人材を育てます。なぜ、保健学は国際化の取り組みが必要なのでしょうか。理由は外国人の患者さんの増加に対応するだけではありません。日本は世界一のスピードで高齢化社会になっています。アジア全体の高齢者比率は日本の約40年前の水準ですが、2035年には高齢社会を迎えることが予想されています。生産年齢人口比率が低下し高齢化が進展すると、労働投入量の減少と共に、医療費・年金負担の増加がアジア地域で起こります。私たち日本の保健学は高齢化によって起こる患者さんの飛躍的増加に対応した医療保健のモデルを世界に先駆けて作る必要があります。そのために女性・高齢者・地域住民等の人材の活用、大学教育が担う保健専門職の人的資本の充実、新しい技術の取り組みやソフトの開発により生産性を高める必要があります。保健学は高齢化

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