2019年
脊髄小脳変性症患者に対する薬物療法とリハビリテーション治療の併用が姿勢安定性および歩行機能に与える影響 Index of Postural Stabilityと歩行解析を用いたCase series study
大分県リハビリテーション医学会誌
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- 巻
- 16
- 号
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 27
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 大分県リハビリテーション医学会
脊髄小脳変性症の疑いで精査・治療目的に入院した患者2例に対し、入院後早期にTRHアナログ製剤の投与(2週間)とリハビリテーションを行った。リハビリテーションは理学療法と作業療法、言語聴覚療法をそれぞれ40分、計120分を週5回、3週間実施した。そして、介入前と介入1週目・3週目に姿勢安定度評価指標(Index of Postural Stability:IPS)の算出と、加速度計を用いた歩行解析を行った。結果、IPSは症例1(70代男性)が介入前0.168、介入1週目0.187、3週目0.379、症例2(50代男性)が介入前1.02、介入1週目1.179、3週目1.286となり、両例とも改善した。歩行解析項目のうち[Root Mean Square]と[Stride-to-stride Time Variability]は両例とも介入3週目に改善が認められ、[Lissajous Index]は症例1のみ改善が認められた。
- ID情報
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- 医中誌Web ID : 2020101724