2015年4月 - 2017年3月
DNA二本鎖切断修復経路の選択におけるコアヒストンの役割
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
DNA修復反応はクロマチン構造上で開始するが、クロマチンを構成するコアヒストンがDNA修復にどのような働きをしているかは不明であった。本研究では、DNA二本鎖切断の修復経路である相同組換え修復 (HR) に重要な役割を担うヒストン残基を、出芽酵母ヒストン点変異体ライブラリーを用いた網羅的な解析から同定した。これにより、HRが効率良く進むために必要な残基、およびHR経路に進むために必要と思われる残基を明らかにすることができた。いずれも非修飾残基の修復反応への重要性を示すものである。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K18481
- 体系的番号 : JP15K18481