基本情報

所属
横浜市立大学 理学部 理学科 生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻 准教授
学位
博士(理学)(慶應義塾大学)

研究者番号
40348826
J-GLOBAL ID
200901081112173100
researchmap会員ID
5000066252

外部リンク

天然物化学、有機合成化学を基盤として次の2つを主眼に研究を行ってきた。
1、特異な生物活性・構造を有する天然有機化合物の合成
Bryostatin類は、顕著な抗腫瘍活性を有するポリエーテルマクロライドであり、その活性と特異な構造から多くの注目を集めている。それらbryostatin類の中でも最も複雑な構造を有するbryostatin 3の合成を行い、初の全合成を達成することができた(Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 2290)。また、同様に強力な抗腫瘍活性をもつマクロライドであるamphidinolide類についても合成研究を行った。その結果、amphidinolide B、G、Hについて、全合成を達成した(Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 9877)。
2、合成的手法を用いた新規人工生物活性物質の創製
NF-κB阻害剤として見いだされた9-methylstreptimidoneは、その活性発現機構について未解明のままである。しかしながら、さらなる活性試験に供するためには、より多くの化合物が必要であることから、サンプルの大量供給のための構造の簡略化を目的として各種誘導体を合成し、その活性評価を行った。その結果、新規誘導体DTCM-glutarimideが天然物に匹敵する抗炎症作用を有することを見出した(Bioorg. Med. Chem. Lett. 2009, 19, 1726)。

論文

  42

MISC

  19

講演・口頭発表等

  47

所属学協会

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6