石川 裕一
イシカワ ユウイチ (Yuichi Ishikawa)
更新日: 02/20
基本情報
- 所属
- 横浜市立大学 理学部 理学科 生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻 准教授
- 学位
-
博士(理学)(慶應義塾大学)
- 研究者番号
- 40348826
- J-GLOBAL ID
- 200901081112173100
- researchmap会員ID
- 5000066252
- 外部リンク
天然物化学、有機合成化学を基盤として次の2つを主眼に研究を行ってきた。
1、特異な生物活性・構造を有する天然有機化合物の合成
Bryostatin類は、顕著な抗腫瘍活性を有するポリエーテルマクロライドであり、その活性と特異な構造から多くの注目を集めている。それらbryostatin類の中でも最も複雑な構造を有するbryostatin 3の合成を行い、初の全合成を達成することができた(Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 2290)。また、同様に強力な抗腫瘍活性をもつマクロライドであるamphidinolide類についても合成研究を行った。その結果、amphidinolide B、G、Hについて、全合成を達成した(Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 9877)。
2、合成的手法を用いた新規人工生物活性物質の創製
NF-κB阻害剤として見いだされた9-methylstreptimidoneは、その活性発現機構について未解明のままである。しかしながら、さらなる活性試験に供するためには、より多くの化合物が必要であることから、サンプルの大量供給のための構造の簡略化を目的として各種誘導体を合成し、その活性評価を行った。その結果、新規誘導体DTCM-glutarimideが天然物に匹敵する抗炎症作用を有することを見出した(Bioorg. Med. Chem. Lett. 2009, 19, 1726)。
1、特異な生物活性・構造を有する天然有機化合物の合成
Bryostatin類は、顕著な抗腫瘍活性を有するポリエーテルマクロライドであり、その活性と特異な構造から多くの注目を集めている。それらbryostatin類の中でも最も複雑な構造を有するbryostatin 3の合成を行い、初の全合成を達成することができた(Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 2290)。また、同様に強力な抗腫瘍活性をもつマクロライドであるamphidinolide類についても合成研究を行った。その結果、amphidinolide B、G、Hについて、全合成を達成した(Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 9877)。
2、合成的手法を用いた新規人工生物活性物質の創製
NF-κB阻害剤として見いだされた9-methylstreptimidoneは、その活性発現機構について未解明のままである。しかしながら、さらなる活性試験に供するためには、より多くの化合物が必要であることから、サンプルの大量供給のための構造の簡略化を目的として各種誘導体を合成し、その活性評価を行った。その結果、新規誘導体DTCM-glutarimideが天然物に匹敵する抗炎症作用を有することを見出した(Bioorg. Med. Chem. Lett. 2009, 19, 1726)。
研究分野
1経歴
10-
2019年4月 - 現在
-
2014年4月 - 2019年3月
-
2011年4月 - 2014年3月
-
2007年4月 - 2011年3月
-
2005年6月 - 2007年3月
-
2005年4月 - 2005年5月
-
2002年4月 - 2005年3月
学歴
6-
2001年4月 - 2004年3月
-
- 2004年
-
1999年4月 - 2001年3月
-
- 2001年
-
1995年4月 - 1999年3月
-
- 1999年
論文
42-
Heterocycles 101(1) 91-98 2020年 査読有り
-
Tetrahedron Letters 59 4259-4262 2018年10月 査読有り
-
Org. Lett. 20 3403-3407 2018年5月 査読有り
-
Heterocycles 96(3) 453-460 2018年 査読有り
-
BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS 26(21) 5164-5167 2016年11月 査読有り
-
TETRAHEDRON LETTERS 57(35) 3949-3951 2016年8月 査読有り
-
ACS Comb. Sci. 18(7) 399-404 2016年7月 査読有り
-
TETRAHEDRON LETTERS 57(24) 2628-2630 2016年6月 査読有り
-
TETRAHEDRON LETTERS 54(44) 5911-5912 2013年10月 査読有り
-
Synlett 24(7) 886-888 2013年4月 査読有り
-
Synthesis 45 3106-3117 2013年 査読有り
-
Synlett 24(15) 2014-2018 2013年 査読有り
-
Eur. J. Org. Chem. 2012(29) 5789-5802 2012年10月 査読有り
-
BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS 22(1) 164-167 2012年1月 査読有り
-
ANGEWANDTE CHEMIE-INTERNATIONAL EDITION 51(39) 9877-9880 2012年 査読有り
-
BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS 21(21) 6293-6296 2011年11月 査読有り
-
INFLAMMATION RESEARCH 60(9) 879-888 2011年9月 査読有り
-
ORGANIC LETTERS 13(15) 4036-4039 2011年8月 査読有り
MISC
19-
AMINO ACIDS 47(8) 1690-1690 2015年8月
-
日本化学会講演予稿集 94th(4) 1468 2014年3月12日
-
日本化学会講演予稿集 93rd(4) 1220 2013年3月8日
-
日本化学会講演予稿集 92nd(4) 1182 2012年3月9日
-
日本化学会講演予稿集 92nd(4) 1180 2012年3月9日
-
日本化学会講演予稿集 92nd(4) 1181 2012年3月9日
-
天然有機化合物討論会講演要旨集 53rd 643-648-648 2011年9月2日
-
INTERNATIONAL JOURNAL OF MOLECULAR MEDICINE 26 S11-S11 2010年
-
INTERNATIONAL JOURNAL OF MOLECULAR MEDICINE 24 S6-S6 2009年
-
TETRAHEDRON LETTERS 45(28) 5469-5471 2004年7月
-
TETRAHEDRON LETTERS 45(22) 4393-4396 2004年5月
-
HETEROCYCLES 63(3) 539-565 2004年3月
-
Tetrahedorn Letters 45(5) 939-941 2004年
-
Heterocycles 63(4) 885-893 2004年
-
TETRAHEDRON LETTERS 45(2) 351-354 2004年1月
-
BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS 13(19) 3151-3153 2003年10月
-
Heterocycles 61 73-78 2003年
-
TETRAHEDRON LETTERS 43(2) 291-293 2002年1月
-
ANGEWANDTE CHEMIE-INTERNATIONAL EDITION 39(13) 2290-2294 2000年
講演・口頭発表等
47-
第85回有機合成化学協会関東シンポジウム(新潟シンポジウム) 2023年11月25日
-
日本化学会 第103回春季年会(2023) 2023年3月22日
-
第82回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2022年5月21日
-
日本化学会 第102回春季年会(2022) 2022年3月24日
-
日本化学会 第101回春季年会(2021) 2021年3月21日
-
日本化学会 第101回春季年会(2021) 2021年3月21日
-
第78回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2019年11月30日
-
第78回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2019年11月30日
-
第77回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2019年5月18日
-
日本化学会第98春季年会 2018年3月22日
-
日本化学会第98春季年会 2018年3月20日
-
第59回天然有機化合物討論会 2017年9月20日
-
日本ケミカルバイオロジー学会第12回年会 2017年6月7日
-
第73回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2017年5月20日
-
第73回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2017年5月20日
-
日本化学会第97春季年会 2017年3月18日
-
日本化学会第97春季年会 2017年3月16日
-
日本化学会第97春季年会 2017年3月16日
-
第72回有機合成化学協会関東支部シンポジウム 2016年11月26日
共同研究・競争的資金等の研究課題
6-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2023年4月 - 2026年3月
-
科研費:基盤研究(C) 2018年4月 - 2022年3月
-
科研費 基盤研究(C) 2013年4月 - 2016年3月
-
科研費 若手研究(B) 2010年 - 2011年
-
服部報公会 工学研究奨励援助 2008年
-
科研費 若手研究(B) 2003年 - 2004年