2014年7月
J-PARCにおける$K^{-}pp$束縛状態の探索実験
2nd International Symposium on Science at J-PARC (J-PARC 2014)
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- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 開催地
- Tsukuba
$d(\pi^{+},K^{+})$反応を用いて最も単純なK中間子原子核$K^{-}pp$を探索する実験を行った。そして、世界で初めて本反応において$\Lambda$粒子の生成領域から$\Lambda$(1405)/$\Sigma$(1385)粒子の生成領域までと広い質量領域での二重微分断面積を測定した。$\Lambda$や$\Sigma$粒子の生成領域においては2.13GeV/$c^{2}$付近に観測した$\Sigma N$カスプ起因のピーク以外おおむね準自由過程をもとにしたシミュレーションと実験結果が一致することを確認した。一方で、$Y^{*}$の生成領域ではシミュレーションと比べて実験データのピーク位置が-24MeV/$c^{2}$ずれていることを観測した。