2014年10月
$d(\pi^{+}, K^{+})$反応における包括的な質量欠損スペクトル
Progress of Theoretical and Experimental Physics (Internet)
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- 巻
- 2014
- 号
- 10
- 開始ページ
- 101D03\_1
- 終了ページ
- 101D03\_8
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1093/ptep/ptu128
質量分解能2.7$\pm$0.1MeV/$c^2$(FWHM)の精度で、1.69GeV/$c$の$\pi^{+}$ビームを用いて、$d(\pi^+, K^+)$の包括的な質量欠損スペクトルを測定した。そこで、おおむね得られたスペクトルを単純な準自由過程のシミュレーションで再現することができたが、以下にあげる二つの逸脱が見られた。すなわち、2.13GeV/$c^2$付近における$\Sigma N$ cusp起因と考えられる過剰事象と$\Lambda(1405)$や$\Sigma(1385)^{+/0}$の生成領域におけるバンプ構造の中心値が低い質量側に22.4$\pm$0.4(stat.)$^{+2.7}_{-1.7}$(syst.)MeV/$c^2$ずれていることを見出した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1093/ptep/ptu128
- ISSN : 2050-3911
- Web of Science ID : WOS:000343206900003