2005年3月
11世紀スペインにおけるパーリア制再考
西洋史学
- 巻
- 号
- 216
- 開始ページ
- 24
- 終了ページ
- 44
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本西洋史学会
キリスト教徒勢力とイスラーム勢力とに分断されて相争った中世イベリア半島の歴史(「レコンキスタ」の歴史)においては、11世紀に両者の力関係が逆転するとされる。しかしこれは両者の軍事的な優劣を単純に意味していたわけではなく、信仰の相違を超えた複雑な交渉の結果として生じたものであった。このことを、半島北東部のアラゴン、ナバーラ、カタルーニャ、そしてアンダルスのフード朝サラゴーサ王国との間で生じた合従連衡状況から論証した。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40006715446
- ID情報
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- ISSN : 0386-9253
- CiNii Articles ID : 40006715446