共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

協同学習における主体的な学びの育成のための知的学習支援システムに関する総合的検討

日本学術振興会  基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
20H04299
体系的課題番号
JP20H04299
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
10,010,000円
(直接経費)
10,010,000円
(間接経費)
0円
資金種別
その他

本研究で掲げる目標は,認知科学や学習科学の分野で提唱されているICAP 理論に基づき,学習者の状態を推定する計算機モデルを提案し,それを促進するための学習支援システムを開発することである.今年度は,当初の予定通りに検討を進めていくことができた.具体的には,前年度に収集した学習者の対話実験の知見をもとに,教育用会話エージェント(PCA:Pedagogical Conversational Agent)の開発に向けた検討を行った.今年度は生体情報を用いた心理学実験の実施は実施できなかったが,会話の分析を中心とした実験を計画し,得られた知見に基づいて検討を進めた.
林のグループでは,(1)協同学習におけるファシリテーション方法に関する心理学実験と(2)(1)で得られたデータをもとにしたモデルの開発に関する検討を行った.(1)に関しては,ICAP理論に基づいて作成されたファシリテーションプロンプトの利用による学習効果の促進に関する検討を行った.さらに(2)に関しては,本研究で扱う課題において,学習者の知識利用に関する認知モデルをACT-Rにより実装する試みを行った.大本のグループでは,昨年に引き続き,表情と視線,韻律とともに,課題操作の履歴を分析することで機械的に取得できるデータに基づく学習状態の推定を試みた.その結果,機械的な計測データのみから学習者の活動状態を7割程度の精度で推定できる可能性が示唆され,自律的なファシリテーションエージェントの作成に有用な知見が得られた.森田のグループでは,昨年の実績に引き続き,オンライン上でのグループワークにおける主体的な学びを検討するためのデータを新規に取得した.それらのデータに対して,顔画像や韻律特徴などの分析を行い,グループ間の差異などを検討した.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H04299
ID情報
  • 課題番号 : 20H04299
  • 体系的課題番号 : JP20H04299