共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

慢性そう痒性皮膚疾患の難治化機序の解明と新規治療薬の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K10168
体系的課題番号
JP16K10168
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

アトピー性皮膚炎(AD)患者ではペリオスチン(PO)の発現が皮膚で亢進しており、血清値と重症度との間に相関がみられる。本研究ではADにおけるPOの発現異常と神経成長関連因子および各種炎症性サイトカイン異常との関係について明らかにし、さらにADの新規バイオマーカーを探索した。またADの新規治療薬の開発を目指した。その結果、ADにおけるPOの炎症増強作用が示されたがかゆみ神経との関係は明らかではなかった。ケラチンサイトが産生するSCCA2は ADの慢性化の指標やかゆみの難治化、治療効果予測のバイオマーカーとして使用可能であった。コラーゲントリペプチドはADの治療に有用であることが示唆された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K10168/16K10168seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K10168
ID情報
  • 課題番号 : 16K10168
  • 体系的課題番号 : JP16K10168