1996年3月14日
色情報を用いたエッジ付近の物体配置の推定 : 多面的観測と確率モデルによる統合
電子情報通信学会技術研究報告. PRU, パターン認識・理解
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- 巻
- 95
- 号
- 583
- 開始ページ
- 93
- 終了ページ
- 100
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本稿では, 画像から物体の配置や前後関係の情報を得るために, エッジ付近の色情報を利用し, エッジが現れる要因となる物理現象を推定する手法を提案する. まず, エッジ付近に起こり得る物理現象について考察し, それぞれの現象においてエッジに垂直な方向(法線方向)に観測されるRGB値の濃淡変化の軌跡をRGB色空間でモデル化する. 次に, 物理現象と実際に観測される軌跡との対応をとるため, いくつかの特徴を設定し, それらの観測値を用いて個々のエッジを各物理現象に類別する. 1枚の2次元画像からの情報だけでは, 物理現象を一意に判別することは困難であるので, Dempster & Shaferの確率理論を用い, 不確実性を考慮した判別を試みることによって, 物体間の前後関係を推定する有効な手がかりを得ることが可能となった.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110003299615
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013232
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110003299615
- CiNii Books ID : AN10013232