2015年4月 - 2018年3月
インフレーション宇宙探索のための低温広帯域偏光変調器の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(A) 若手研究(A)
インフレーション仮説は宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光観測にて検証が可能である。偏光詳細観測にて鍵となる偏光変調器の開発を行なった。この仮説検証に求められる感度はナノケルビン程度の微弱な揺らぎであり、偏光変調器を導入することで装置由来の擬似偏光信号と縮退を解く。広帯域かつ低温にて半波長板を連続回転させるという挑戦的な開発項目がある中で、サファイア半波長板へのモスアイ加工により1:8の広帯域反射防止の実証、また超電導磁気軸受を用いた連続回転機構の開発を行なった。CMB偏光観測で求められる偏光編長期の光学、熱、機械的特性の要素技術評価を行い、インフレーション探索の装置として実現性を示した。
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- 課題番号 : 15H05441
- 体系的課題番号 : JP15H05441