MISC

2009年8月

【手の腫瘍性病変の診断と治療】 手の血管奇形に対する血管内治療の実際

PEPARS
  • 大須賀 慶悟
  • ,
  • 東原 大樹
  • ,
  • 前田 登
  • ,
  • 友田 要
  • ,
  • 中村 仁信
  • ,
  • 波多 祐紀
  • ,
  • 村瀬 剛
  • ,
  • 上原 秀一郎
  • ,
  • 中澤 哲郎

32
開始ページ
30
終了ページ
35
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)全日本病院出版会

血管奇形は、先天的な血管形成異常で生下時より存在し成長とともに進行する。全身どの部位にも発生するが、巧緻運動を担う手の病変では、疼痛・腫脹により機能障害をもたらす。手は筋肉・腱・神経・骨などが緊密に存在し、機能温存を前提とした病変の完全切除はしばしば困難を伴う。一方、血管塞栓術や硬化療法などインターベンショナル・ラジオロジーによる血管内治療は、特に静脈奇形と動静脈奇形に対して低侵襲的に反復可能で症状改善が期待できる。しかし、局在や血行動態は症例毎に多彩で病状も一定しないため、当院では関連診療科やコメディカルとのカンファレンスを設けて集学的診療に努めている。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1349-645X
  • 医中誌Web ID : 2009304695

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