2020年9月 - 2022年3月
iPS細胞由来軟骨細胞塊の血管新生因子制御を基盤とした骨再生技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
トランスポゾンを用いたマウスiPS細胞へのVEGF-A遺伝子導入実験を行なったところ、VEGF-A遺伝子の導入効率が非常に低く、遺伝子導入iPS細胞の作製が困難であった。そこで、細胞の分化を促進すると報告のある(V Wei, et al., 2019. Adv Mater)、異なる3種類のキラリティーを有する3次元細胞外マトリックスゲル内でHUVECを培養し、血管新生作用を有するスフェロイドの作製を行うこととした。3次元細胞外マトリックスゲル内でHUVECは血管マーカー遺伝子の発現を上昇し、ラット頭蓋骨欠損部位への移植を行うと、欠損部において血管新生を促進したことが明らかとなった。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K23015
- 体系的課題番号 : JP20K23015