2016年
03心−24−ポ−88 ジュニアエリートアカデミーへの参加がその後の競技に及ぼす影響—ジュニア期のバスケットボール選手を対象とした追跡調査
日本体育学会大会予稿集
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- 開催年月日
- 2016年 - 2016年
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 主催者
- 一般社団法人 日本体育学会
ジュニアエリートアカデミー・ビッグマン(以下、JEA)は、公益財団法人日本バスケットボール協会がジュニア世代の長身者・長身者候補を対象に、世界に通用する選手育成と心身の健全な成長の促進を目的としたプロジェクトである。本研究の目的は、JEAに参加した選手が、当時の経験をどの様に意味付けし、現在の競技に繋げているかを明らかにすることであった。対象はこれまでのJEA参加者60名であった。「JEAに参加して得たもの(19項目)」に対し「とてもそう思う」~「全くそう思わない」の5段階で回答を求めた。その結果、JEA参加後に全国入賞以上など高い競技成績を修めている参加者はその他の参加者に比べ、「自分の成長の可能性を感じることができた」の項目得点が高い傾向であった。また、JEAでの経験をどの様に現在の競技に繋げているかを検討した結果、「競技に対する新たな気付き」、「プレー、意識、モチベーションの変化」、「競技に対する目標の明確化」、「JEAでの仲間の存在が現在のモチベーションになっていること」などが見受けられ、JEAでの経験がその後の競技継続の一助となっている可能性が示唆された。