基本情報

所属
松山大学 人文学部 社会学科 准教授
学位
修士(社会学)(2015年3月 一橋大学)
博士(社会学)(2019年3月 一橋大学)

連絡先
kawamura.youkigmail.com
研究者番号
10906928
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0002-2370-1702
J-GLOBAL ID
201701020207530834
researchmap会員ID
B000271275

|研究テーマ

  • 精神医療の下で行われている人びと(精神科医や看護師、患者や家族)の営みを、その志向に即して記述していくことで、精神医療という実践に見通しの良い記述を与えることを研究の目的として取り組んでいます。

  • この目的を達成するために、精神科単科病院(2015年~2016年)と精神科単科クリニック(2013年~2018年)でフィールドワークを行い、得られたデータをエスノメソドロジーの方法論的態度において分析してきました。そして、これらを博士論文としてまとめ上げ、2022年2月に『心の臨床実践――精神医療の社会学』(ナカニシヤ出版)を刊行しました。

  • 2019年からは、中井久夫の「治療文化論」を手掛かりとしつつ、精神科医の専門性や治療文化についての研究を行っています。具体的には、精神科で行われているケースカンファレンス(症例検討会)やリエゾンカンファレンスに着目し、多職種による協働が目指される精神医療において、異なる専門職同士が自身の専門性を説得的に示し合うやり方や、文化的特徴を共有したり継承したりすることを可能にしている方法に着目した調査をしています。調査では、精神科医局で長期的なフィールドワークを行うとともにカンファレンス場面を動画で記録し、分析しています。

|共同研究

  • あわせて、生物医学モデルが中心である精神医療において行われている「音楽療法」や、ダルクという薬物依存からの回復を目指すセルフヘルプ組織における相互行為に着目した調査研究を、共同で行っています。

  • 2024年からは、「推し活」に携わる人びとのなかでも、「バンギャ」と括られる人びとの心性に着目した調査研究を、哲学者とともに行っています。

|教育

  • 教育においては、質的調査に関する科目と医療社会学を中心とした科目を担当してきました。

  • 質的調査に関する科目では、フィールドワークやインタビュー法、エスノメソドロジー・会話分析を取り上げ、学生が手を動かしながら習得できるような教育を行っています。

  • 医療社会学に関する科目では、精神疾患や遺伝性疾患などの疾患タイプに特有の議論や、優生思想やジェンダー、セクシュアリティなど幅広いトピックを取り上げ、医学とは異なる社会学的なものの見方を習得できるよう、専門家と対話する機会などを取り入れた授業を行っています。

書籍等出版物

  5

論文

  12

担当経験のある科目(授業)

  21

講演・口頭発表等

  37

所属学協会

  12

Works(作品等)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

学術貢献活動

  3

社会貢献活動

  2

その他

  2