共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

東アジア巨大都市における新自由主義型都市計画制度の成果と形成過程

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18H01607
配分額
(総額)
5,590,000円
(直接経費)
4,300,000円
(間接経費)
1,290,000円

東京研究ユニット :2000年代前半頃に活動した都市開発に関する市民運動関係者2名へのオーラルヒストリー調査と関連資料収集を進めた。また、前年までに蓄積した東京都の局長経験者へのオーラルヒストリー調査結果の分析を行った。
また、3時点の国勢調査のデータを用いて、人口の年齢構成、職業、学歴、通勤行動等に着目した2000年代の東京23区の都市社会の変化を500mメッシュで明らかにし、あわせて3時点の東京都都市計画基礎調査のデータを用いて、利用容積率等に着目した2000年代の東京23区の都市空間の変化を500mメッシュで明らかにした。二つのデータを重ね合わせ、特徴的な変化をした地区を抽出し、そのうち東京23区の東部、北部(足立区、葛飾区、江戸川区、江東区)の現地調査を行なった。
国際比較研究ユニット:ソウル市を対象に調査を行った。具体的には、ソウル研究院の専門家へのインタビュー調査(東京にて開催)を行って2000年代の特徴的な政策的な介入や都市空間の変化があった地区を抽出し、ソウル市においてその変化について現地調査を行った。具体的にはニュータウン開発地区、アーティストを巻き込んだ創造的開発地区等である。また、ソウル研究院と共同研究会を開催し、東京についての研究成果を発表した上で、都市政策の違い、都市空間の変化、都市政策の政策立案過程、協議システムの運用過程、市民参加手法、開発をめぐる論点を明らかにした。

ID情報
  • 課題番号 : 18H01607

この研究課題の成果一覧

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  1
  • 大澤昭彦
    国際シンポジウム「ソウル・東京の都市再生:現在・過去・未来」 2021年3月16日 ソウル研究院 都市空間研究室+東アジア巨大都市における新自由主義型都市計画制度研究会