2019年
どんぐり保育園ラゴム 東京都文京区
- 作品分類
- 建築作品
どんぐり保育園ラゴム 東京都文京区
路地や下町情緒が今も残る東京都文京区根津の敷地(約100㎡)に、0~2歳児保育室と調理室・事務室等を整備するプロジェクトである。
敷地面積の制約から縦方向へのアイデアが求められた。そこで1階エントランスに隣接する調理室の床をスキップさせて約1400mm下げた地階とし、その上に2歳児保育室を1階に設定し両室共に居室とした。そして2階に0歳児保育室、3階に1歳児保育室、4階に事務室を配置し地下1階地上4階の保育施設を計画した。
内部階段は北側の日影制限でカットされる部分をかわしながら配置。様々な法的制約により、エレベーターは保育室の中央を縦断する計画になった。そこでエレベーターシャフトに開口を設けてエレベーターの往来が見え、シャフトの開口越しに空間がつながる工夫を施した。また階は地下1階、地上4階で合計5階であるが、スキップ部も含め縦方向へ小刻みに階をセットしたため7か所の扉(7階建て同等)を持つシャフトとなった。構造は周囲の壁で支えて内部に柱は設けない。2階テラスと3階のキューブ状の空間は前面の藍染通りに向かって跳ね出させた。そうして通りの面はこれら2つのエレメントとルーバー階段によって細分化され、和らいだファサードをつくりだした。
路地や下町情緒が今も残る東京都文京区根津の敷地(約100㎡)に、0~2歳児保育室と調理室・事務室等を整備するプロジェクトである。
敷地面積の制約から縦方向へのアイデアが求められた。そこで1階エントランスに隣接する調理室の床をスキップさせて約1400mm下げた地階とし、その上に2歳児保育室を1階に設定し両室共に居室とした。そして2階に0歳児保育室、3階に1歳児保育室、4階に事務室を配置し地下1階地上4階の保育施設を計画した。
内部階段は北側の日影制限でカットされる部分をかわしながら配置。様々な法的制約により、エレベーターは保育室の中央を縦断する計画になった。そこでエレベーターシャフトに開口を設けてエレベーターの往来が見え、シャフトの開口越しに空間がつながる工夫を施した。また階は地下1階、地上4階で合計5階であるが、スキップ部も含め縦方向へ小刻みに階をセットしたため7か所の扉(7階建て同等)を持つシャフトとなった。構造は周囲の壁で支えて内部に柱は設けない。2階テラスと3階のキューブ状の空間は前面の藍染通りに向かって跳ね出させた。そうして通りの面はこれら2つのエレメントとルーバー階段によって細分化され、和らいだファサードをつくりだした。