2017年1月
妊娠18週で羊水検査直後に前期破水と羊水過少をきたしたが健常正期産児を得た一子IUFD後MD双胎の1例
東京産科婦人科学会会誌
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- 巻
- 66
- 号
- 1
- 開始ページ
- 62
- 終了ページ
- 65
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)東京産科婦人科学会
一子子宮内胎児死亡(IUFD:intrauterine fetal death)後のMD(Monochorionic diamniotic)双胎妊娠管理中、妊娠18週に羊水穿刺を施行。直後に前期破水、羊水過少となったが羊水量の回復を認め健常正期産児を得た1例を経験した。症例は37歳、0経妊0経産。一子IUFD後のMD双胎妊娠管理中、妊娠14週で絨毛膜下血腫のため入院管理。不正性器出血などの症状が改善し外来管理となった後、本人の希望により羊水染色体検査を施行した。検査5時間後に破水、一時羊水過少を認めたが破水後2週間で羊水流出を認めなくなり羊水量は回復。妊娠37週に初産骨盤位のため選択的帝王切開で分娩となった。児は2512g、男児、Apgarスコア1分後8点/5分後9点であった。分娩後の経過は問題なく母児ともに退院が可能となった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2186-0599
- 医中誌Web ID : 2017134500