田窪行則

J-GLOBALへ         更新日: 18/01/17 12:34
 
アバター
研究者氏名
田窪行則
 
タクボ ユキノリ
URL
https://sites.google.com/site/yukitakubo/
所属
国立国語研究所
職名
所長
学位
博士(文学) 2006(京都大学)
その他の所属
京都大学

プロフィール

言語学に興味を持ったのは中学校のとき金田一京助の「北の人」を読んでからです。その後英語の児童文学をやろうと思って大学に入り、一生懸命英語を勉強していたら、英文法に興味を持ちました。英語学をやろうと思ったら、英語英文学講座になかったので(当時は英語英文学科では英語学の先生がいなかった)、言語学講座に入りました。それから、朝鮮語、満州語の文献学をやりましたが、才能がなかったので、一番よくわかった生成文法をやるようになりました。博士課程を終えて、韓国の東国大学の慶州分校に日本語教師として赴任し、東国大学で2年間日本語を教えました。同時に近くの大邱にある啓明大学で日本語と言語学を教えました。神戸大学で留学生に日本語を教えるようになり、日本語教育に役立つように語用論や談話研究を研究しはじめ、だんだんそっちが本業になりました。九州大学に移ってから、統語論や意味論に関心を移して、生成文法の研究を再開しました。京都大学に移ってから6年目ぐらいのときに、まったくの偶然で宮古島の西原で話されている池間方言の調査を始めました。西原のみゃーくずつのDVDを作ったり、西原のCD付方言絵本を作る手伝いをしています。いまは、西原の言語と文化を展示したデジタル博物館(www.kikigengo.jp)を作成中です。最近その一部が公開されました。同時にほかの地区も作成中ですが、いまのところ宮古西原地区のみアクティブです。
Facebook pageも作成しました。https://www.facebook.com/kikigengojpです。

研究分野

 
 
  • 言語学 / 言語学 / 言語学
  • 言語学 / 言語学 / 語用論、意味論、統語論、琉球諸語

経歴

 
2017年10月
 - 
現在
国立国語研究所 所長
 
2016年4月
 - 
現在
京都大学 名誉教授
 
2014年10月
 - 
2015年9月
国立国語研究所 時空間変異 客員教授
 
2000年10月
 - 
2016年3月
京都大学 文学研究科 言語学専修 教授
 
2010年4月
 - 
2014年3月
国立国語研究所 時空間変異 客員教授
 
2007年3月
 - 
2007年6月
カールトン大学 言語学プログラム Fullbright Scholar in Residence
 
2001年6月
 - 
2001年8月
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 アメリカ言語学会夏期講座 教授
 
1996年4月
 - 
2000年9月
九州大学 文学部 言語学講座 教授
 
1991年4月
 - 
1997年3月
九州大学 文学部 助教授
 
1984年4月
 - 
1990年3月
神戸大学 教養部 助教授
 

論文

 
知識ベースの構造について
田窪行則
藤田耕司・西村善樹編『日英対照・文法と語彙への統合的アプローチ』開拓社   180-187   2016年5月   [招待有り]
統語論の自律性について
田窪行則
藤田耕司・西村善樹編『日英対照・文法と語彙への統合的アプローチ』   34-47   2016年5月   [招待有り]
日本語の時間の前後関係としての日本語テンス・アスペクト
田窪行則
日本語文法   12(2) 65-77   2012年9月   [査読有り][招待有り]
宮古語池間方言のアクセント体系は三型であって二型ではない
五十嵐陽介、田窪行則、林由華、ペラール・トマ、久保智之
音声研究   16(1) 134-148   2012年5月   [査読有り]
危機言語ドキュメンテーションの方法としての電子博物館作成の試み-宮古島西原地区を中心として-
田窪行則
『日本語の研究』 日本語学会   7(4) 119-134   2011年10月   [査読有り][招待有り]
新 日本語学者列伝 黒田成幸
田窪行則
日本語学   30(11) 68-75   2011年9月   [招待有り]
宮古語池間方言の調査について
田窪行則
日本語学   30(6) 24-33   2011年5月   [招待有り]
Japanese expression of temporal identity: aspectual and counterfactual interpretation of tokoro-da
Yukinori Takubo
Japanese/Korean Linguisictics   (18) 392-409   2011年3月   [査読有り][招待有り]
琉球語喜界島上嘉鉄方言の談話資料」
白田理人、山田真寛、荻野千砂子、田窪行則
大西正幸・稲垣和也(編)『地球研言語記述論集』   3 112-152   2011年
Conditional modality: Two types of modal auxiliaries in Japanese
Takubo, Yukinori
Pizziconi, B. and M. Kizu (eds.) Japanese Modality: Exploring its Scope and Interpretation, London:Palgrave Macmillan   150-182   2009年10月   [査読有り][招待有り]

Misc

 
琉球諸語研究の現在-消滅危機言語と向かい合う
田窪行則
異文化コミュニケーション論集    15 7-17   2017年   [依頼有り]
言語と文化の保存,維持,研究に資するデジタル博物館の作成ー沖縄県宮古島西原地区を例に」
元木環,上田寛人,宮部誠人,林由華,河原達也,田窪行則 
平成22年度情報教育研究集会       2010年12月   [査読有り]
文化と言語の維持保存に貢献するためのデジタル博物館の試み --トランスクリプションデータを流用する字幕映像生成システムの提案
元木環, 上田寛人, 宮部誠人, 河原達也, 林由華, 田窪行則
情報処理学会研究報告, DD-75-1   -takuboyukinori   2010年3月
元木 環, 上田 寛人, 宮部 誠人, 河原 達也, 林 由華, 田窪 行則
情報処理学会研究報告.   2010(1) 1-6   2010年2月
映像データをWebサイト上で一般に公開するようなデジタル博物館は,様々な場所からアクセスが可能になる利点があるが,しばしば元データと展示公開データのひも付けが曖昧になること,構築後,システムのメンテナンスとコンテンツの更新を適切に行わなければ,実在の博物館よりも急速に陳腐化しがちであることが問題といえる.本研究で研究開発しているデジタル博物館は,危機言語の一つである宮古島池間の言語と文化の継承に資することを目的として,研究者が調査・記録した資料や研究成果をもとに構築・開発を進めているもので...
Lexical Manifestation of an Extensionalizing Operator in Japanese
Takubo, Yukinori, Junko Sasaguri and Yumiko Kinjo
The Second Seoul International Conference on Discourse and Cognitive Linguistics      2003年6月
浦谷 則好, 菊井 玄一郎, 田代 敏久, 田窪 行則, 定延 利之, 成田 一
情報処理学会 全国大会講演論文集   46(3) 159-160   1993年3月
機械翻訳システムの評価方法は今までも各所でいろいろ考案されてきたが、定評のあるものがいまだに存在しない。機能的な面を評価する場合、できれば適当な試験文の翻訳結果を調べることで行えることが望ましい。この観点に立って日英機械翻訳システムの評価法を検討したので、これについて報告する。また、我々が開発した音声言語翻訳実験システムASURAに対する評価結果についても述べる。
自然言語における対話機構について
田窪行則、金水敏、定延利之
電気通信学会第二種研究資料 資料番号LK92-13~16   19-26   1992年12月   [依頼有り]

書籍等出版物

 
琉球列島の言語と文化―その記録と継承
田窪行則 (担当:編者, 範囲:編集、手引き)
くろしお出版   2013年11月   ISBN:9784874245965
田窪 行則
くろしお出版   2010年11月   ISBN:487424503X
松本 裕治, 今井 邦彦, 田窪 行則, 橋田 浩一, 郡司 隆男 (担当:共著, 範囲:第2章)
岩波書店   2004年4月   ISBN:4000069012
野田 尚史, 益岡 隆志, 佐久間 まゆみ, 田窪 行則
岩波書店   2002年1月   ISBN:4000067192
ジル・フォコニエ (担当:共訳, 範囲:第2章)
岩波書店   2000年9月   ISBN:4000054465
田窪行則、三藤博、片桐恭弘、西山祐司、亀山恵 (担当:編者, 範囲:編集、手引き)
岩波書店   1999年3月   ISBN:4000108573
田窪 行則, 窪薗 晴夫, 白井 克彦, 前川 喜久雄, 本多 清志, 中川 聖一 (担当:編者, 範囲:編集、手引き)
岩波書店   1998年5月   ISBN:4000108522
田窪 行則, 中島 平三, 福井 直樹, 稲田 俊明, 外池 滋生
岩波書店   1998年1月   ISBN:4000108565
田窪 行則
くろしお出版   1997年6月   ISBN:4874241425
ジル・フォコニエ (担当:共訳)
白水社   1996年10月   ISBN:4560019894
橋田 浩一, 大津 由紀雄, 田窪 行則, 杉下 守弘 (担当:共著, 範囲:第3章)
岩波書店   1995年3月   ISBN:4000106171
田窪行則 (担当:編者, 範囲:編集)
くろしお出版   1994年6月   ISBN:4874240925
金水敏、田窪行則 (担当:共編者, 範囲:編集)
ひつじ書房   1992年11月   ISBN:4938669099
益岡隆志、田窪行則 (担当:共著)
くろしお出版   1992年5月   ISBN:4874240666
ノーム チョムスキー (担当:共訳, 範囲:2,3,4章とあとがき)
産業図書   1989年10月   ISBN:9784782800515
ピーター・セルズ (担当:共訳, 範囲:第2章)
産業図書   1988年5月   ISBN:4782800428
益岡隆志、田窪行則 (担当:共著)
くろしお出版   1987年9月   ISBN:4874240216

講演・口頭発表等

 
危機方言、危機言語の記録、維持の方法としてのデジタル博物館作成の試み [招待有り]
田窪行則
第7回継承言語シンポジウム   2015年3月6日   
Constructing a digital museum with a large-scale archive for endangered languages
田窪行則
4th International Conference on Language Documentation and Conservation, Honolulu Hawaii   2015年2月27日   
Japanese marker "tokoro-da" Modality as a window on cognition
田窪行則、Stefan Kaufmann, Magdalena Kaufmann
Modality as a window on cognition: the workshop at ICL 19, Geneva, Switzerland.   2013年7月22日   
The Digital Museum project for the documentation of endangered languages: the case of Ikema Ryukyuan. [招待有り]
田窪行則
Innovation: East Asian Perspectives, UCLA.   2013年1月25日   
Concessive ‘tokoro.’ [招待有り]
田窪行則
Relating Particles to Evidence and Inference, the Lichtenberg-Kolleg Göttingen   2012年7月13日   
Tense and aspect in Korean and Japanese: General overview. [招待有り]
田窪行則
Workshop on Tense and Aspect in Korean and Japanese. Seoul National University, Seoul, Korea.   2012年6月8日   
Counterfactuality and Japanese aspect. Workshop on Tense and Aspect in Korean and Japanese. [招待有り]
田窪行則
Workshop on Tense and Aspect in Korean and Japanese. Seoul National University, Seoul, Korea.   2012年6月7日   
「時間の前後関係としての日本語テンス・アスペクト:「Vたまえ」「Vるあと」がなぜ言えないのか.」 [招待有り]
田窪行則
「複文研究の一視点―時間と様相の相互作用―」日本語文法学会. 第12回大会 東京外国語大学   2011年12月3日   
How many tonal contrasts in Ikema Ryukyuan?
Igarashi, Yosuke, Yukinori Takubo, Yuka Hayashi, and Tomoyuki Kubo
Proceedings of the 17th International Congress of Phonetic Sciences   2011年8月   
Ikema Ryukyuan has three, not two, lexical tones. The 17th Workshop on East Asian Languages
五十嵐陽介、田窪行則、林由華、久保智之
The 17th Workshop on East Asian Languages   2011年3月   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
時空間・論理領域の間の類比マッピングの形式モデル化とその検証
日本学術振興会: 基盤研究B
研究期間: 2011年4月 - 2015年3月    代表者: 田窪行則
テンス・アスペクト・モダリティの相関について-日本語と韓国語を中心に-
研究期間: 2009年4月 - 2013年3月    代表者: 田窪行則
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2007年 - 2010年    代表者: 田窪行則
2008年度は、2007年度の成果に基づき、モーダルベースの性質とそれに関連して条件文の性質、空間時間と推論形式の関係を研究した。そのため以下の計画を実行した。
(1)6月末から7月最初に宮古池間方言の母語話者である仲間氏および上原氏を京都に招き、推論現象。空間にかかわる表現に関してアドバイスを得た。さらに、自然会話、エリシテーションセッションを40時間程度の音声、映像データとして記録した。
(2)7月15-19日分担者全員、海外共同研究者のKaufmann(Northwestern Un...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2005年 - 2008年    代表者: 窪薗晴夫
1.東京方言の文末詞「よ」のイントネーションについて音声(知覚)実験を行い、イントネーションと意味の関係について考察した。また韓国語慶尚道方言の外来語アクセントについて調査を行い、モーラに基づいたアクセント規則を提示した。(窪薗晴夫)
2.琉球語宮古方言の池間地区の方言について名詞、動詞のアクセントを調査し、複合語アクセントの規則を提示した。また、日本語のモーダル助動詞と関連する焦点イントネーションについて調査した。(田窪行則)
3.日本語の音韻的情報と意味解釈との関係について考察した。今...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2004年 - 2006年    代表者: 田窪行則
本研究は言語表現の形成にかかわる規則性(狭い意味での文法規則)と非言語的な文脈に言及する言語使用規則との相互関係を明らかにし、これらを統合する言語理論の構築の基礎とすることを目的とする。研究期間の成果として以下が挙げられる。
二重言語併用に関するデータ収集と整理:宮古市池間島の2重言語併用のための調査を何回かにわけて行った。この調査内容はデジタルファイルとして記録され、整理された。また、音韻、語彙、文法の記述も行った。総計で100時間近い自然対話のデジタルファイルが得られ、方言記述だけでな...