2017年4月 - 2021年3月
条件文と位相空間の相関-条件文が非単調推論になるメカニズムの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、自然言語において非単調性推論がなぜ発生するのか、その理由について考察を進めることを目標としている。特に、発生の理由の一つとして、非単調性推論と数学における位相との関係および非単調性推論とモダリティとの関係に着目する。
研究実績としては、2019年11月に、代表者の本務校である名古屋学院大学にて開催された日本言語学会全国大会のシンポジウムにて、本研究と関連する意味論の問題点と展望、とくに人工知能との関連について発表を行った。2020年1月には、長崎純心大学にて、現在行っている研究の一部、とくに位相に関する内容を招待講演として発表した。また、2020年3月初旬に、研究分担者と共に、海外研究協力者であるコネチカット大学(アメリカ)の教授であるStefan Kaufmann氏およびMagdalena Kaufmann氏の在外研修先であるオーストリアのウィーンに赴き、主に条件文における非単調性推論についての議論、特に、非単調性推論の研究で著名な坂原茂氏の誘導推論に関する理論の反論を展開し、実際に坂原氏の誘導推論についての理論が間違えていることを確認した。
なお、2019年3月に代表者の本務校で極性のワークショップを開催し、代表者は自然言語のモダリティと位相に関する発表を行ったが、この発表の内容は『極性表現の構造・意味・機能』(開拓社)に収録され、2019年に出版された。現在は、この内容を踏まえて、極性表現についての英語で書かれた著書のプロポーザル(共著)を作成しているところである。
研究実績としては、2019年11月に、代表者の本務校である名古屋学院大学にて開催された日本言語学会全国大会のシンポジウムにて、本研究と関連する意味論の問題点と展望、とくに人工知能との関連について発表を行った。2020年1月には、長崎純心大学にて、現在行っている研究の一部、とくに位相に関する内容を招待講演として発表した。また、2020年3月初旬に、研究分担者と共に、海外研究協力者であるコネチカット大学(アメリカ)の教授であるStefan Kaufmann氏およびMagdalena Kaufmann氏の在外研修先であるオーストリアのウィーンに赴き、主に条件文における非単調性推論についての議論、特に、非単調性推論の研究で著名な坂原茂氏の誘導推論に関する理論の反論を展開し、実際に坂原氏の誘導推論についての理論が間違えていることを確認した。
なお、2019年3月に代表者の本務校で極性のワークショップを開催し、代表者は自然言語のモダリティと位相に関する発表を行ったが、この発表の内容は『極性表現の構造・意味・機能』(開拓社)に収録され、2019年に出版された。現在は、この内容を踏まえて、極性表現についての英語で書かれた著書のプロポーザル(共著)を作成しているところである。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K02699
- 体系的課題番号 : JP17K02699
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
Handbook of Japanese Semantics and Pragmatics 451-494 2020年10月12日 査読有り招待有り責任著者
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KLS Selected papers 1 (1) 220-225 2019年6月 招待有り
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言語研究 (154) 1-27 2018年9月 査読有り招待有り
講演・口頭発表等
3-
The 2021 International Roundtable Forum of Asian Languages 2021年3月20日 招待有り
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NINJAL-UHM Linguistics Workshop on Syntax-Semantics Interface, Language: Acquisition, and Naturalistic Data Analysis 2019年10月13日 NINJAL and UHM 招待有り
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Seoul Linguistics Forum--Modality in Discourse 2018年12月8日 招待有り